ダート二千四百㍍という、一年間でここだけという特殊な舞台。それでもJRA馬が優勢だが、かといって大きく強調できるほどの馬もいない。
昨年の勝ち馬セラフィックコールはその後がイマイチ。前走はGⅠとはいえ、2秒3差⑫着に大敗した。
グランブリッジは長めの二千百㍍で何度も好走しているが、5回の重賞勝ちはすべて牝馬限定戦で、牡馬混合のここでは〝頭〟までは期待しにくい。
メイショウフンジンは展開に左右されやすく、アウトレンジは二千百㍍以上に出走したことがなく、強調材料に欠く。
なら、ここは地元・南関東のキリンジに◎。
この馬も元はJRA所属で、23年のジャパンダートダービーの②着馬。昨夏から園田に移籍し、佐賀で行われたJBCクラシックでも③着と崩れなかった。
今年からは南関東に映り、前走の金盃を快勝。②着を6馬身も千切って長距離の適性を示した。
なら、ここでJRA勢に割って入る可能性は十分。これまでダートグレード競走では②着3回。ここで初タイトルを手に入れる。
ダイオライト記念・確定馬柱