本紙・武田の見解

【船橋・ダイオライト記念】本紙・武田の見解

公開日:2025年3月12日 14:00 更新日:2025年3月12日 14:00

 ダート二千四百㍍という、一年間でここだけという特殊な舞台。それでもJRA馬が優勢だが、かといって大きく強調できるほどの馬もいない。

 昨年の勝ち馬セラフィックコールはその後がイマイチ。前走はGⅠとはいえ、2秒3差⑫着に大敗した。

 グランブリッジは長めの二千百㍍で何度も好走しているが、5回の重賞勝ちはすべて牝馬限定戦で、牡馬混合のここでは〝頭〟までは期待しにくい。

 メイショウフンジンは展開に左右されやすく、アウトレンジは二千百㍍以上に出走したことがなく、強調材料に欠く。

 なら、ここは地元・南関東のキリンジに◎。

 この馬も元はJRA所属で、23年のジャパンダートダービーの②着馬。昨夏から園田に移籍し、佐賀で行われたJBCクラシックでも③着と崩れなかった。

 今年からは南関東に映り、前走の金盃を快勝。②着を6馬身も千切って長距離の適性を示した。

 なら、ここでJRA勢に割って入る可能性は十分。これまでダートグレード競走では②着3回。ここで初タイトルを手に入れる。

ダイオライト記念・確定馬柱

武田昌已

月~金は麻雀、土日はウインズだった学生生活を経て、入社後は編集一筋25年超。2015年春は何と9週連続重賞的中の快記録も達成し、2016年は春東京でGⅠ4連勝も。馬場の傾向、ラップの分析に定評がある。毎週、目黒貴子さんとその週の重賞解説の動画も公開中。

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