【マイラーズC】武豊19年ぶりに2日連続重賞VでGⅠシリーズへ

公開日:2026年4月27日 14:00 更新日:2026年4月27日 14:00

アドマイヤズームはまだ良化の余地十分と思わせる友道師の一言

 京都で行われた安田記念の前哨戦、マイラーズCを制したのは武豊アドマイヤズームだった。

 レジェンドの手腕が冴えに冴えたといったところか。

 先週の京都は開幕週で芝は高速馬場。マイラーズC直前の10Rでは千八でレコードも更新されていた。そんな馬場状態ではまさにお手本のような騎乗だ。

 スタートをきっちり決めてハナにも行けたほどで、道中は2番手の絶好位。「折り合いがついて乗りやすかった」との武豊の言葉通り、脚がたまっていたから直線に入った時点で勝負は決まっていた。最後は楽に抜け出して2分の1馬身差、競り合いにもならず、完勝でのフィニッシュだった。

 文句なしの騎乗パフォーマンスは思えば前日の土曜東京でも。ダービートライアルの青葉賞ではゴーイントゥスカイで16番枠スタートながらうまく誘導し、先頭ゴールを決め、先週は土日重賞ジャック。これは07年11月の3日間競馬で、金曜の京阪杯をサンアディユ、そして土曜のJCダートをヴァーミリアンで制して以来の1週2重賞制覇だ。実に19年ぶりだからGⅠシリーズへ弾みがついたか。

 もちろん、それは人だけでなく、馬も。アドマイヤズームは2歳時の朝日杯FSではミュージアムマイルなどを負かして2歳王者に。最強世代の中でもポテンシャルは早くから目立っていた馬だ。それがツメの弱さもあってNHKマイルC⑭着、スワンS⑥着とこのところは結果が出なかった。

 それが明け4歳初戦を好発進。それも「“ケイコの時ほどの動きではまだない”って鞍上は言ってました」とはレース後の友道師だ。裏を返せばこの快勝でも、まだまだ伸びしろ十分ということだろう。

 この後は「様子を見ながら」(友道師)でまだ正式アナウンスはなかったが、当然、GⅠ取りが視野に入ってくる。タイトルを重ねていけば、最強世代にマイルの“絶対王者”が誕生する可能性も十分にある。

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