【マイラーズC】マイラーとして進化したジャスティンスカイ(ネットオリジナル)
公開日:2023年4月20日 14:00 更新日:2023年4月20日 14:00
マイル界に新星誕生なるか。注目は目下3連勝中のジャスティンスカイだ。
3歳春シーズンはもどかしい競馬続きだったが、千六への距離短縮で一変。初のマイル戦となった昨年10月の鷹巣山特別が4角10番手から差し切りなら、続く秋色Sでは上がり3Fは33秒2で連勝。持ち時計を0秒6も更新し、勝ち時計1分32秒0は22年トップタイの好時計だった。
ここまでくればもう本物。オープン昇級戦となった前走の洛陽Sでは直線でバランスを崩すロスがありながらも、0秒2差の完勝。逆手前で楽々と抜け出したあたりは、余裕の表れと言っていい。
「手応えの割に伸び切れなったのは集中力の問題だと思い、距離を短縮したんです。それが良い方に出ましたね。ここ3戦は最後まで走り切っていますし、内容もいい。強い競馬をしてくれていますね」(友道師)
その後は放牧でリフレッシュ。ここに照準を合わせ、3月17日に帰厩した。この中間はCウッドでビシビシ追われ、1F11秒台を連発。以前より強度の高い調教メニューを消化してきた点は見逃せない。
中でも秀逸だったのが、1週前のCウッド追いだ。7F99秒2と長めから時計を出しながらも、直線は追われれば追われるほど伸びた。ラスト2Fに至っては11秒5─11秒2の加速ラップでフィニッシュ。ここに来て、末脚にさらに磨きがかかった印象を受ける。
「体は増えていますが、お腹周りは以前よりもスッキリ。いい筋肉がついて、バランスが良くなった。前走では千六のペースに慣れて好位でも競馬ができたので、開幕週でも心配はしていません。楽しみな一戦です」
大物感ある勝ちっぷりに加えて、ここに来てさらに馬体が成長。徐々に〝マイラー〟として進化している。4連勝での重賞獲りとなるか。