【阪神競馬場】1万2345戦の騎手生活を終えた藤岡佑介。「また生まれ変わっても一緒にジョッキーになりたい」
公開日:2026年2月28日 18:05 更新日:2026年2月28日 18:22
1万2345戦1110勝、重賞49勝の23年間
23年の騎手生活に幕が下りた。藤岡佑だ。
2004年のデビューから1万2345戦に騎乗し、最終戦は阪神12R。手綱を取ったダノンキラウェアは⑦着だったが、清々しい笑顔が馬上にあった。
「まずは無事に終えられて凄くホッとしています。いつもと変わらない感じで準備はでき、何とかひとつでも多く勝ちたいと考えていたので、最低限でしたけど、ひとつ勝つことができてよかったです」
JRA最後の通算1110勝目となったのは、父である藤岡健師の管理馬。マーガレットSのタマモイカロスで待機策から鋭い脚で外差しを決めた。
「(藤岡健師には)たくさん勝たせてもらっていましたし、父だけでなく、厩舎スタッフの方も応援してくれてよかったです。本当に凄く楽しく仕事ができたので〝やり切ったな〟と今は凄くホッとしています」
感謝し、ラストライドを終えて、こう心境を語った。
「馬が命を懸けて走ってくれているので、それに応える仕事がしたいというか、できるように日々を過ごしてきたつもりです。どんなに嫌なことがあっても、辛いことがあっても、レースで勝ってたくさんの仲間やお客様から〝おめでとう〟〝ありがとう〟と言ってもらえるだけで、全部忘れて最高にハッピーな気持ちになれるジョッキーという仕事が本当に大好きでした。また生まれ変わっても一緒にジョッキーになりたいと思います」
笑顔のウイナーズサークルだったが、最後に涙がこぼれた。様々なことが走馬灯のように蘇った。そんな涙だった。
「いい馬や人を育てると思う」(武豊騎手)
藤岡佑は17日後に40歳を迎える。「四十にして惑わず」の不惑だ。人生を見直し、将来への転換点となる重要な節目と言われる。騎手から調教師へ。まさに大きな転機だ。
「あすからは調教師としてまたしっかりと勉強して、いい形でこの場所に戻ってこられるようにしっかりと頑張りたいと思います」
トレーナーとしての抱負を語った。
大先輩でもある武豊は「真面目で熱心。競馬が大好きだからね。調教師となり、いい馬や人を育てると思う」と話した。
藤岡佑自身も惑いなき将来像はもう見えているはずだ。騎手仲間に3度胴上げされて、ジョッキー生活が終わったと当時に新たなスタートを切った。どんな人馬を育てるのかが楽しみだ。

























