【日本ダービー】かつては1枠有利と言われたが、今はそれはウソ!?
公開日:2026年5月28日 14:00 更新日:2026年5月28日 14:00
その理由はスターティングゲートにあり
かつてダービーは内枠が断然有利と言われた時代があった。
フルゲートが18頭になったのはミホノブルボンが逃げ切った92年から。以降の34回で、1枠は8勝で最多。7枠も7勝と多いが、1枠は計67頭に対して、7枠は101頭。率でいえば白帽が圧倒的に高い。しかし、近年ではそうでもなくなった。これはどうやら、スターティングゲートの使い方が関係していそう。
通常、ゲートは12頭分あり、18頭立てなど多頭数の時は12頭のものと、8頭分を連結して使用。これにより、外枠発走の馬がいても対処できるようになっている。ただし、オークスやダービーといったGⅠではゲート上に装飾の看板をつけているため、12頭分を2つ連結して使用する。写真は先週のオークス。これを見れば分かりやすいか。
さて、ゲートの内側は何頭分かあいていることにお気づきだろうか。
例えば、9頭立ての時は内を3頭分あけていることも。その最内1頭分はコースの内側にゲートが食い込むような格好で設置し、内に2頭分、あいているように使うこともある。
ただ、古い映像を見ると、このようなゲートの使い方はしていない。アドマイヤベガが制した99年のダービーは内側のスターティングゲートに12頭いて、その外に6頭。内は1頭分もあいていなかった(サニーブライアン逃げ切りの97年は内1頭あいているが、これは1番馬が競走除外のため)。
内1頭分をあけるようになったのは00年から。それが03年からは2頭分もあけるように。つまり、全体的に外めに1頭分スライドしている。これは22年まで続き、23年以降は再び、ゲートの空きスペースは内1頭分に戻っている。
たかが1頭分されど…
実はこの20年間が1枠天国だった。白帽が7勝もしたのに対して、次いで多い3、7枠でも3勝。内にスペースが多いため、競馬がしやすいという理由が考えられる。
しかし、その後は偶然かどうかは判然としないが、1枠〈0 0 1 5〉、2枠〈0 0 0 6〉と不振。
実はこのゲートの使い方は同じ東京二千四百メートルのGⅠであるオークス、ジャパンCも同じだ。同様に22年までは2頭分のスペースがあり、23年からは1頭分に。以降、GⅠ3競走の合計で、1、2枠は〈1 2 1 26〉。勝ったのは23年ジャパンCのイクイノックスだけと、よほど能力が突出していないと克服できない条件になってしまったのだ。
ダービーが18頭立てになった92年以降、99年までに1枠は〈1 0 1 13〉で、勝ったのは99年のアドマイヤベガだけ。道中はインを追走していたものの、直線では大外へ出しての差し切りである。
〝たかが1頭分〟ではあるが、競馬のしやすさは大きく変わってくるのだろう。実は〝されど1頭分〟。白帽有利は過去のものと覚えておいた方がいい。






























