今週の福島、小倉でキタサンブラック産駒の評判馬がデビュー

公開日:2026年7月9日 14:00 更新日:2026年7月9日 14:00

6、7月の新馬戦を勝てば…

 今年の2歳戦はエフフォーリア、フライトラインの産駒が目立った活躍を見せている。来週に予定されているセレクトセールでも大きな注目を集めることになりそうだが、昨年、高値で取引されていたのはイクイノックス、キタサンブラックの親子。中でもキタサンブラック産駒はすでに3億円以上で取引された馬が11頭も。あのディープインパクトでも12頭だから、今年のセールでこの記録を塗り替えそうだ。

 そんなキタサンブラックを父に持つ2歳が、今週の新馬戦で注目を集めている。

 日曜の福島5R、芝千八でデビューする予定なのがウィクフォード。栗東・高野厩舎の管理馬である。

 母ウィクトーリアは18年にデビュー。函館芝千八の新馬戦で1分48秒3のレコード勝ちをした馬で、翌年にはGⅡフローラSを制している。その母は08年の秋華賞馬ブラックエンブレムという良血だ。

 同じく日曜の小倉5Rでデビューするのがエルドボルグ。こちらは芝二千メートルで、栗東・斉藤崇厩舎だ。

 母コンサートホールはアイルランドのGⅢ勝ち馬で、1週前追い切りではCウッドでラスト1F10秒9をたたき出した好素材。相当に人気を集めることは間違いないだろう。

 ただ、キタサンブラックは自身が3歳秋から本格化したように、産駒も遅咲きの傾向。実際、2歳新馬戦を勝った34頭のうち、6、7月の勝ち上がりは昨年まで6頭しかいない。

 22年のラヴェル、24年クロワデュノール、サトノカルナバル、ピコチャンブラック、25年のファムマルキーズ、ブラックチャリスだ。

 このうち、22、24年の4頭はいずれも重賞ウイナーに。ブラックチャリスも年明けのGⅢフェアリーSを制している。全体的に晩成傾向があるだけに、早期の新馬勝ちはより価値があるのだ。

 果たしてこの2頭は新馬勝ちを果たすか、またその先は……。

 ちなみに、今年すでに勝ち上がっているキタサンブラック産駒が牝馬のジーティーサクラ。阪神千六で2歳戦史上最速の上がり32秒4で勝ち上がった。この馬も重賞級か。早期勝ち上がりのキタサンブラック産駒は絶対に覚えておくべきである。

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