今週限りで引退する騎手、勇退の調教師は個性派揃い
公開日:2026年2月26日 14:00 更新日:2026年2月26日 14:00
藤岡佑は京都記念勝ち、小倉大賞典②着と好調
よく、この時期は「出会いと別れの季節」と言われる。2月いっぱいですでに70歳となっている調教師が定年→勇退となり、新人ジョッキーがデビューする。また、調教師に転身するジョッキーのラスト騎乗も話題となるからだ。
ただし、今年は3月にデビューする新人ジョッキーはゼロ。新しく厩舎を開業する調教師もいるものの、別れの話題ばかりが今年は先行する。
すでに目立った活躍をしているのが藤岡佑だ。15日には6番人気ジューンテイクでGⅡ京都記念を制覇。先週日曜は小倉に遠征し、ケイアイセナで逃げて見せ場たっぷりの②着と気を吐いた。
今週の騎乗は土曜のみ(日曜は3月のため)で重賞騎乗はないが、阪神の土曜メイン・仁川Sでは人気の一角であるハピの手綱を取る。また、思い切った競馬で穴をあけるか。
同じく調教師に転身するのが和田竜。1月11日の京都競馬で落馬し、回復が間に合わないことから騎手復帰を断念したのは残念でならないが、いまだに語り継がれるテイエムオペラオーとのコンビは今では数少なくなった師弟愛そのもの。負けても岩元師は弟子の和田竜を起用し続け、その結果がGⅠジョッキーに育ったからだ。00年のGⅠ5勝を含む8戦無敗は、レース数を使わなくなった今、破られることはない記録だろう。
1000勝トレーナーに短距離王国、ダービー&JC制覇の名伯楽も
調教師では現役唯一のJRA1000勝トレーナーである国枝師が定年となる。
通算は先週まで1121勝。不思議と牡馬クラシックには無縁だったが、アパパネ、アーモンドアイと3冠牝馬2頭を管理した。そんな師の初GⅠ勝ちが99年スプリンターズSのブラックホーク。あの金子真人オーナーの初GⅠ勝ちもこのレースだった。日本の競馬史に残る大オーナーの誕生も、第一歩をつくったのは国枝師だったといえる。
メリーナイスでジョッキー時代にダービーを制した根本師も勇退する。丸山、野中、長浜に引退した藤田菜七子と4人も弟子を育てたのは近年、根本師だけ。これは凄いことだ。
西の西園正厩舎といえば短距離王国。JRA平地重賞30勝中、26勝がマイル以下という成績だった。今年はフィオライアでシルクロードS勝ち。最終週は中山のオーシャンSにそのフィオライアとビッグシーザーの2頭出しを敢行する。
佐々木師はタップダンスシチー、キズナなどを管理。ジャパンC、ダービーを制覇した。この両GⅠを制した現役トレーナーは他に友道、矢作師だけ。「僕は帰ってきました」と武豊が語った13年のダービーは日本の名シーンのひとつだ。
この2月いっぱい(正確には調教師は3月3日まで)でムチを置くジョッキー、勇退するトレーナーは非常に個性派が多かったことに、あらためて気づく。





























