【福島牝馬S】Bコース替わりで先行有利 ウインピクシス重賞奪取

公開日:2023年4月20日 14:00 更新日:2023年4月20日 14:00

 関東馬ウインピクシスに注目だ。

2歳夏に福島千八でデビュー。2番手から鮮やかに抜け出して3馬身半差の完勝で、当時からセンスのある走りを披露していた。

 骨折休養を挟み、2勝目を挙げたのは3歳秋で中山千八。2勝クラスを卒業したのが新馬戦と同じ舞台なら、オープン入りを果たしたのも冬の小倉開催で壇之浦S。戦歴が示す通り、極めつきの小回り巧者なのだ。

 再び重賞戦線に舞い戻ると、前走は中山牝馬Sにチャレンジ。しかし、思わぬ落とし穴が。

 上原博師は「枠入りして態勢が整う前にスタートを切られて。トモを滑らせてリズムが悪くなってしまったし、本来の走りができなかった。状態が良かっただけに残念」と振り返る。

 ハナを切って前半5F60秒1とマイペースに持ち込んだが、踏ん張り切れなかったのはその影響が大きかった。

 もちろん、リベンジに向けて準備万全。1週前にウッドで5F65秒6―37秒1、1F11秒8をマークすると、水曜は主戦の松岡を背に5F67秒7―37秒1、1F11秒3。回転の速いフットワークで駆け抜けた。

「前回同様で仕上がりは非常にいい感じだね。コース替わりは歓迎だし、ジョッキーも次は気をつけてくれるはず。スムーズに運べれば、見直せるんじゃないかな」

 今週からBコースになる点も先行勢にとっては朗報か。3勝を挙げている平坦で重賞に手が届くかもしれない。

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