ヤナガワ牧場が生んだ「芝王」と「砂王」の関係者を直撃

公開日:2017年12月23日 17:00 更新日:2017年12月23日 17:00

■ミッキーマウスの曲で元気に

 12年12月の新馬戦は⑧着と惨敗するも、次のレースは8番人気を覆して未勝利を卒業。3戦目の五百万下を楽勝すると、鞍上のルメールに「ネクスト・カネヒキリ」と絶賛され、交流GⅡ兵庫CSで手綱を取った福永には「1コーナーを曲がるときに勝利を確信した」と言われたそうだ。

 ところが、その後2戦は惨敗して、14年2月にGⅠフェブラリーSへ出走する。

「GⅠの前に厩舎を訪ねると、明るくて調子のいいところが、この馬のよさなのに、表情が暗く、冴えなかった。勝っていたころは明るさをバンバン出していたから、明るさを取り戻させようと思って村山調教師に明るい曲を聴かせるよう提案。それがミッキーマウスの曲。そうしたら、最低16番人気ながら2番手からGⅠを押し切っちゃうんだからね~。育成スタッフの目はすごい」

 翌年の2回目のフェブラリーSは1番人気で連覇を果たし、まぐれじゃないことを証明した。

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