データ室・武田記者のラップと馬場差を徹底分析する

ラヴェニューの④着はかなりショックだが…

公開日:2026年2月18日 14:00 更新日:2026年2月18日 14:00

 結構、ショックは大きい。共同通信杯(写真)で◎ラヴェニューが④着に負けたからだ。

 競馬に絶対がないことはイヤというほど分かっているが、3歳の今の時期の重賞は将来のGⅠ馬(今年はすでに勝っている馬も出走していたが)と、先々も条件止まりになりそうな馬が同じレースを走っている。オープンまで上がってきた馬ばかりの古馬重賞とは違って、能力差がはっきりしているのだ。

 そんな中、ラヴェニューは新馬戦の記録から、このメンバーでも一枚上の脚力があると信じていただけに、単に予想、馬券が外れた以上に落胆が大きい。

 ただ、冷静に考えれば少し買いかぶりすぎたのかも。勝ったリアライズシリウス、②着ベレシート、③着ロブチェンまでは千八1分45秒5で走破しており、これはレースレコード。ラヴェニューは1分45秒7だから、素直に言えば前3頭が強かった。◎も新馬戦よりは時計を1秒詰めているのだが、次走で真価を問いたい。

 リアライズシリウスはこれで重賞2勝目だが、新潟2歳S、今回ともスピードで押し切るレースぶり。距離には限界がありそうなタイプだ。それでも、皐月賞はロゴタイプやイスラボニータのように、のちのマイラーが勝つこともある。もちろん、最適舞台はNHKマイルCだろう。

 ②着ベレシートはこれで3戦すべてで上がり最速。条件不問の差し脚は魅力だ。③着ロブチェンは高速決着でも走れたのは収穫。⑤着ディバインウインドは今回が骨折明け。それで0秒4差だ。次走、自己条件ならすぐに卒業できそうだ。

 共同通信杯がレースレコードなら、土曜のクイーンCは歴代3位。ドリームコアの勝ち時計は千六1分32秒6で、1分32秒2の25年エンブロイダリーは桜花賞馬、1分32秒5の16年メジャーエンブレムはNHKマイルC馬だ。また、日曜8Rの古馬2勝クラスと同タイム。このことからもGⅠ級の数字と判断できる。

 ただ、この開催の千六は内枠が有利な印象。最内枠を最大限に生かしたルメールの好騎乗もあった。②着ジッピーチューンも2番枠だ。

 見直せるのは15番で④着のマスターソアラ。新馬戦で使った上がりは32秒8。今回も外枠から末脚を生かす競馬だった。まだ今回が2戦目で、上昇の余地は大きい。

 ダートでは日曜1R、3歳未勝利の千三を制したジャックナダルが圧巻だった。時計は1分18秒1で、古馬2勝クラスを含めて開催最速(といっても、対象は4鞍しかないが)。しかも、冬場の乾燥したこの時季の3歳戦、良馬場での史上最速は1分19秒0だから、この数字は抜けて速い。

 次は千二でも千四でも狙いたい一頭だ。

武田昌已

月~金は麻雀、土日はウインズだった学生生活を経て、入社後は編集一筋25年超。2015年春は何と9週連続重賞的中の快記録も達成し、2016年は春東京でGⅠ4連勝も。馬場の傾向、ラップの分析に定評がある。毎週、目黒貴子さんとその週の重賞解説の動画も公開中。

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