【オークス】シュタルケ&友道師はようやく大願成就

公開日:2025年5月26日 14:00 更新日:2025年5月30日 11:00

 手綱を取ったシュタルケは13年に短期免許を初取得。以降は毎年のように短期免許で日本での騎乗を続けているファンにもお馴染みのドイツ人ジョッキーで、数でいえば実に1200鞍以上も。レーンやモレイラが700鞍前後の騎乗数だからいかに多いかが分かる。

 11年にはデインドリームで凱旋門賞を制している名手だが、手が届いていなかったのが日本のGⅠ。昨年まで23鞍に騎乗して連対すらなかった。

 それが今年のGⅠ初騎乗だった天皇賞・春ではビザンチンドリームで②着。そして今回のカムニャックでは初騎乗のフローラS勝利で権利を得ての戴冠に。51歳4カ月での制覇はオークス最年長記録で、まさに自力でようやく勝ち取ったビッグタイトルだ。

 管理する友道師もそう。現役最多タイのクラシック6勝を挙げていても、勝てなかったのが牝馬のカテゴリー。オークスは一昨年②着ハーパー、17年アドマイヤミヤビ③着、12年ヴィルシーナ②着とあと一歩で逃していたが、これで初の牝馬クラシック制覇。クラシック完全制覇の大記録へは桜花賞を残すのみになった。

 今年は騎手、そして調教師にとっても大願成就のオークスだった。

最新記事一覧

  • アクセスランキング
  • 週間