【日本ダービー】ダービー馬の子か、父のリベンジか
公開日:2025年5月26日 14:00 更新日:2025年5月26日 14:00
競馬の祭典・日本ダービー(東京競馬場、芝二千四百メートル)がいよいよ6月1日に迫ってきた。
「ダービー馬はダービー馬から」
昭和からある有名な格言だが、古くは1947年マツミドリ(父カブトヤマ)、1991年トウカイテイオー(父シンボリルドルフ)。近年でも別掲のレイデオロ(父キングカメハメハ)や2021年シャフリヤールなど7頭のディープインパクト産駒といった、多くの例が当てはまる。
今年のメンバーでダービー馬の子は、まず2015年の勝ち馬ドゥラメンテ産駒。皐月賞③着馬マスカレードボール、青葉賞②着ファイアンクランツ、京都新聞杯②着エムズなどがそう。早逝した父のラストクロップから初のダービー馬が出るか。
2013年にVのキズナ産駒も、きさらぎ賞勝ちのサトノシャイニングをはじめ、エリキング、リラエンブレムといった重賞ウイナーがスタンバイ。こちらも勝てば父の産駒としてはダービー初制覇となる。
一方、ここ3年の勝ち馬は、ドウデュース(父ハーツクライ)、タスティエーラ(父サトノクラウン)、ダノンデサイル(父エピファネイア)と、いずれも父がダービーで敗戦。そのリベンジを果たしたものだった。
今年は皐月賞①②着のミュージアムマイル(父リオンディーズ)、クロワデュノール(父キタサンブラック)、毎日杯勝ちのファンダム(父サートゥルナーリア)など、有力どころが該当する。
ダービー馬の子か、父のリベンジか――。楽しみにして6月1日を待ちたい。