【新潟大賞典】前例なきハンデ設定 2年ぶりシュガークンの58キロで笑うのは武豊!?

公開日:2026年5月13日 12:00 更新日:2026年5月13日 12:00

土曜新潟は武豊、ルメール、横山典、浜中に岩田康と歴代ダービージョッキーが騎乗

 新潟大賞典が行われる土曜の新潟は、大盛況となりそうだ。

 春唯一の重賞だが、そのハンデGⅢで騎乗するジョッキー陣もまた豪華。昨年に続いて武豊が参戦し、今年は春の新潟では7年ぶり(19年ロシュフォール③着)となるルメールもいる。加えて、3年連続の横山典、3年ぶりの浜中、一昨年以来の岩田康とダービージョッキーがズラリと揃うことも集客にひと役買って、昨年の入場者数1万2060人を越えてくるか。

 話題性の高さでいえば、武豊シュガークンだろう。鞍上の名手はもちろん、名馬にて名種牡馬の道を歩んでいるキタサンブラックの全弟だが、今回は3歳時の左前浅屈腱炎発症での休養を経て、2年ぶりの実戦復帰となる。

 競馬通なら「2年ぶりでハンデ戦に出走できるの!?」と思うはず。実際に、昨年までは「過去1年以上出走していない馬はハンデ戦への出走資格がなし」であったが、今年より前記の制度は、長期休養馬のレース選択の幅を広げるために廃止され、門戸が開いた。

今年から門戸開放のハンデ戦「ハンデキャッパーの方々は難しかったと思います」(清水久師)

 今年は長期休養馬のハンデ戦出走は1例ある。2月のバレンタインSのフリームファクシだ。

 脚部不安により前年の根岸S以来1年ぶりで、オープン特別2勝の同馬は59キロのハンデがついた。ただし、今回のシュガークンは2年も前となる3歳春の戦績を参考とするケースだから超特例。同馬にはGⅡ青葉賞(馬齢重賞57キロ)を制し、日本ダービー⑦着の戦績。ここを加味して出走全頭が横一線でゴールできるようなハンデキャップをつける。JRAとすれば、大きな前例をひとつつくる一戦となった。

「ハンデキャッパーの方々は難しかったと思いますよ。なにせ、2年ぶりですからね。56キロくらいにならないかなと思ったけど、58㌔。甘くはなかったですね(笑)」

 管理する清水久師は、こうハンデキャップ作成委員をおもんばかった。

 JRAでは、2023年より騎手の健康を鑑みて平地競走の基本斤量が1キロ引き上げられている。古馬の定量、別定戦の基本斤量は57→58キロと変わった。今回の58キロは、トップハンデのシュトゥーヴェの59キロを基準に、5歳の基本斤量となったともいえるか。

「ブランクはさておき、馬は随分と成長していますよ。坂路で時計が出なかった馬が、追って12秒台で上がってくる。先週末は49秒8―12秒0ですからね。トモがパンとしてきたから動けている印象はあります」

 軽くも重くもできない今回のハンデキャップ。シュガークンの成長力がブランクを超えているとすれば、レース後に武豊の笑顔が新潟競馬場のウイナーズサークルにありそうだ。

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