【京都競馬】11鞍騎乗で、すべて人気以上に持ってきた笠松騎手・渡辺竜也

公開日:2026年5月10日 17:40 更新日:2026年5月11日 13:45

森泰斗に並ぶ11鞍での騎乗

 本日の京都競馬は、ジョッキーにスポットを当てると幸が全12鞍で騎乗。メインの平城京Sを含む2勝を挙げて〝鉄人〟ぶりを発揮した。

 その幸に続く、11鞍に乗っていたのが、笠松の26歳・渡辺竜也だ。地方騎手としては、現NAR調教師となった森泰斗が24年4月6日の中山で11鞍に騎乗して以来の最多騎乗数となった。

 渡辺竜のJRAでの初騎乗は17年末。ヤングジョッキーズシリーズで2戦して③⑭着し、翌年に同シリーズに参戦して②⑫着と初連対を果たした。JRA初勝利は24年の秋京都で近江特別を8番人気メイプルタピットで差し切っている。昨年は6度のスポット参戦で計30戦。4度③着があったが、人気は8、8、5、12番人気と人気薄を好走させる印象はあったが、今回もそう。依頼の多さが関係者の注目度ともいえる。

 地元笠松の橘S=ヨサリを含む、11戦で④⑪②⑭⑤⑦④④⑨③②着の着順だったが、注目すべきはこの芝5鞍、ダート6鞍の11レースすべてで〝人気以上の着順〟に持ってきたところだろう。最終レースでは千四の距離が微妙に長いランスオブセヘルを首差の②着とあと一歩まで粘らせる競馬だった。

「無理なく運べて、手応えも良かったんですが。残り50メートルで脚が上がってしまいました。何とか勝たせてあげたかったです」

 こう悔しさをにじませたが、スムーズなテンの入り、無理のない道中。しっかりと追うレースが多く、〝乗れる地方騎手〟を印象づけた。

「〝ここで結果を出さずにどうするんだ〟くらいの気持ちでしたが。次は勝ちたい」

「楽しかったです。アッという間に終わってしまいました。笠松の厩務員さんを含めて皆、応援して下さっていたので。〝ここで結果を出さずにどうするんだ〟くらいの気持ちでいたんですが。もう少し上手に乗れたかなというレースもあったので、また、機会があれば中央で乗りたいです。次は勝ちたいですね」

 こう話して淀を後にした。

 渡辺竜は今年、笹川翼(大井・128勝)、矢野貴之(大井・111勝)、望月洵輝(名古屋・109勝)、塚本征吾(名古屋・100勝)に続く、99勝で地方リーディング5位にいる。勝率・203だ。この中央参戦が刺激となり、さらに勝ち鞍、成績を伸ばしている可能性はある。再度のスポット参戦が楽しみとなる騎手でもあった。

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勝羽太郎

 1974年、愛知県で生を受ける。名前の通りのザ・長男。
 大阪での学生時代、暇な週末は競馬場に通い、アルバイトをきっかけに日刊ゲンダイへ。栗東トレセンデビューは忘れもしない99年3月24日。毎日杯の週で、初めて取材した馬は連勝中だったテイエムオペラオー。以降、同馬に魅せられ、1勝の難しさ、負けに不思議の負けなしと、学ばせてもらったことは実に多い。
 グリーンチャンネルでパドック解説をさせていただいているが、パドック党であり、大の馬体好き。返し馬をワンセットで見たい派。現場、TV観戦でもパドックが見られなかったレースの馬券は買わないと決めている。
 余談だが、HTB「水曜どうでしょう」の大ファン。こんこんと湧き出る清水のように名言を連発する大泉洋氏を尊敬してやまない。もちろん、“藩士”ゆえにDVD全30巻を所持。

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