雨の東京で逆転可能
追い風がビュービュー吹いてきた。
NHKマイルCで人気薄の△パンジャタワーを拾い、◎マジックサンズとの馬連で2万馬券をゲットすると、荒れる荒れるといわれるヴィクトリアMは◎アスコリピチェーノと○クイーンズウォークの大本線できっちり的中。その本線馬券ではトントン程度と算段していたら、12・8倍ついて2万5600円の払い戻しだ。“大惑星”に抜擢したミアネーロが土曜に取り消したこともあり、差し引き1万3600円のプラスになり、タネ銭は22万1060円に膨らんだ。
「儲かってますねー」
校閲チームの近くを通りかかると、その中のひとりが近づいてきて、「飲みに連れていってくださいよー」とノリノリで畳みかけられる。すべての原稿をチェックしているだけに、懐事情もしっかりと把握済みということらしい。おー、いつでもいいよ。
行きつけの居酒屋で先生と呼ばれる博識の先輩からは「絶好調ですね。ヴィクトリアMは乗らせてもらって儲かりました」とお礼の連絡をいただいた。ご丁寧にありがとうございます。
さて、今週は3歳牝馬の頂上決戦オークスだ。桜花賞上位組が人気を集める中、③着リンクスティップが本命だ。そのレースぶりは負けて強し。クビ+2馬身半の差は十分逆転できる。
桜花賞はスタートで後手を踏むと最後方のままガマンして、3角過ぎから馬群の外を追い上げると、直線入り口では②着アルマヴェローチェの直後に迫っていた。坂上で上位2頭と脚色が同じになったのは致し方ない。
むしろ強引な追い上げにもひるむことなく、外回しの距離ロスをものともせずに長く長く脚を使ったことを評価すべきだ。
陣営は当初からオークス向きと判断し、二千でデビュー。前走は、その見立ての正しさを裏づけるタフネスぶりで距離延長はプラス。ロスなく運んだ上位2頭を上回る根拠がここにある。
週末は土曜夜から日曜にかけて雨予報。まとまった雨量も予想される。ダイワメジャーの血を引くアドマイヤマーズとクロフネの肌を重ねたエンブロイダリーはマイラーとみているだけに、タフな東京二千四百で重たい馬場は余計につらい。
そんな血統論を打ち消すようにルメールは「強い馬が勝つ」と太鼓判を押すが、過去にルメール騎乗のオークス馬はソウルスターリング、アーモンドアイ、スターズオンアース、チェルヴィニアと中距離系ばかり。マイラーを樫の女王に導いているならともかく、エンブロイダリーがこの4頭に匹敵する中距離系とは思えない。注でいい。
○はフラワーCを2番手から押し切ったレーゼドラマだ。ほかの馬の出方によってはハナもにおわせているが、前走のレースぶりからハナでもいいし、他馬が馬場を苦にするなら前走の再現は大いにある。アルマは馬場OKでも、当日の馬場から1番枠が鬼門。3番手とする。
馬券は先週に続いて馬連でいく。◎から○▲注に各3000円、△4点に各1500円だ。
デムーロのGⅠ勝ちは2021年阪神JFが最後だが、昨年の阪神JFから先週のヴィクトリアMまでに限ると、GⅠは全4戦で③着3回④着1回と悪くない。そろそろ一発あって不思議ない。陽気なイタリアン、頼んだぞ!
【馬連】
軸)⑤
相手)①⑦⑨
各3000円
③⑩⑮⑱
各1500円
◎リンクスティップ
○レーゼドラマ
▲アルマヴェローチェ
注エンブロイダリー
△カムニャック
△エリカエクスプレス
△タイセイプランセス
△パラディレーヌ