【オークス】桜③着馬リンクスティップの逆転戴冠なるか!? コンビ3戦目のM・デムーロに聞く
公開日:2025年5月20日 14:00 更新日:2025年5月20日 14:00
近年、桜③着馬の馬券絡みは多い
桜花賞組の樫成績──。
86年から調べると、2冠達成は11頭いて、桜②着馬は5勝した。今年の①着エンブロイダリー、②着アルマヴェローチェは本日発行の特集をご覧いただき、ここでは③着馬をクローズアップする。
桜③着馬の過去出走10頭を振り返ると、ヌーヴォレコルト(14年)、ソールスターリング(17年)が勝ち、18年のリリーノーブルは②着。19年クロノジェネシス、昨年のライトバックが③着と近年、馬券絡みの率が上昇中だ。馬名でも分かるように、短距離オンリーでなく、距離が延びていいタイプの好走例は多い。実際に、今年のリンクスは胴長、脚長の体型だからオークス向きとも言える一頭だろう。そこで、2走前のきさらぎ賞(②着)からコンビを組むM・デムーロ騎手に聞いた。
◇ ◇ ◇
──前走の桜花賞(③着)を振り返って下さい。
M・デムーロ騎手 いやぁ、桜花賞は残念だったですね。ボク自身、期待していたけど、得意でない馬場で、スタートして接触して反応が悪かったですね。内に入れたかったけど、混んでいて入れられず、一番動きたかったところで外、外を回らされた。
「桜花賞が残念な競馬になりましたからリベンジしたい」(M・デムーロ騎手)
──それ以来の騎乗となったのが15日の1週前追い切りでした。追走する形でCウッド6F83秒1、3F37秒4─11秒1を馬なりでした。感触は。
M・デムーロ騎手 1週前なのでちょっとやりました。前走時(Cウッド6F81秒4、3F36秒0─22秒1─10秒9)は直線でヨーイドン。跳びが大きく少し追い駆けなければいけなかったけど、今回はいい流れ。スムーズに上がって行け、馬なりで走れましたね。
息遣いも問題なかったですよ。前は少しイライラしているところがあったけど、少し大人になった。ちょっと落ち着いた。
──初の二千四百メートルで東京コースとなります。イメージは。
M・デムーロ騎手 二千メートルまでならいいと思うけど、二千四百メートルは全員が初めて。正直、やってみないと分からないけど、跳びが大きいからイメージ的にはいいと思う。2走前(きさらぎ賞)では、前半千㍍58秒台で(②着に)走れていますし。ポテンシャルのある馬。桜花賞が残念な競馬になりましたからリベンジしたいね。頑張ります。