【英GⅠ・インターナショナルS】ダノンデサイル⑤着に見た欧州攻略の難しさ

公開日:2025年8月21日 14:00 更新日:2025年8月21日 14:00

「ベリーベリー」な結果とはならなかった。

 日本時間の20日午後11時35分の発走となった英GⅠインターナショナルS。日本から参戦したダノンデサイルは6頭立ての⑤着に終わった。

 とにかく難しい展開だったか。ダノンデサイルはいいスタートを切り、前半から少し行きたがるような場面も。遅い流れを外側からゴドルフィンが用意したペースメーカーであるバーキャッスルがハナを切ったが、途中からは20馬身ほど後ろを引き離す展開。後ろの5頭の中で、実質ダノンがハナを切るような展開になってしまった。

 結果、道中は3番手あたりにいたゴドルフィンの1番人気オンブズマンが鮮やかに差し切り。ペースメーカーを使った陣営の作戦勝ちと言っていいだろう。

 残り5頭は日本馬にとって不慣れな超スロー。アスコリピチェーノが負けたジャックルマロワ賞と同様に、スピードが勝っている日本馬は欧州特有の展開の前に、末脚不発。「前に馬を置くことができなかった」とはレース後の戸崎だ。

 起伏の少ないヨーク競馬場、良馬場でもダノンデサイルが敗戦というのはショックな結果。欧州攻略の難しさを再び感じさせたインターナショナルSだった。

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