本紙・武田の見解

【英GⅠ・インターナショナルS】ゴドルフィンの〝本気〟を感じるオンブズマン

公開日:2025年8月20日 14:00 更新日:2025年8月20日 14:00

 23年、イクイノックスのラストランとなったジャパンCが世界一のレースとなったことが話題になった。年間レースレーティングでトップとなったからだ。

 実は24年のトップがこの英インターナショナルS。過去には20年にも世界一となった格のあるGⅠである。

 今年もここが世界一となるか。

 現在、「ロンジンワールドベストホースランキング」はフィールドオブゴールド(英)、フォーエバーヤングが127でトップ。同じ数字なのがここに出走のオンブズマンで、126のドラクロワ(4位タイ)、125のダノンデサイル(7位タイ)がここでぶつかることにより、数値が今後、どう変わってくるかも焦点となる。

 本命はオンブズマン。馬主のゴドルフィンはこのレースのためにペースメーカーを用意。それがバーキャッスルである。 しかも、この馬を出すために追加登録料8万5000ポンド(約1650万円)を支払っているのだ。このレースにかける意気込みが伝わってくる。

 オンブズマンはこれまで〈5200〉の好成績で、すでにプリンスオブウェールズSでGⅠ制覇を成し遂げている。しかし、前走はドラクロワに競り負けての②着。ここで2つ目のタイトルを取って、単独世界一の座につく。

武田昌已

月~金は麻雀、土日はウインズだった学生生活を経て、入社後は編集一筋25年超。2015年春は何と9週連続重賞的中の快記録も達成し、2016年は春東京でGⅠ4連勝も。馬場の傾向、ラップの分析に定評がある。毎週、目黒貴子さんとその週の重賞解説の動画も公開中。

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