【オークス】2歳女王アルマヴェローチェ、雪辱へ 「もともと長い距離をゆったり走らせていいと思っていた馬」(上村調教師)
公開日:2025年5月20日 14:00 更新日:2025年5月20日 15:18
東京で持ち味炸裂
アルマヴェローチェが巻き返しを期す。
昨夏のデビュー戦を逃げ切り。続く札幌2歳Sでは差す形に回り、外→内と進路を切り替えて鼻差②着だった。その後は3カ月ぶりで阪神ジュベナイルFに向かい、外から力強く伸びて1馬身4分の1差をつけてゴールイン。初タイトル獲得とともに2歳女王に輝いている。
今春は桜花賞にぶっつけで参戦。5枠9番から中団を追走。そのまま4角を回り、直線では外から伸びてきた。残り1Fで先にエンブロイダリーに抜け出され、また盛り返して首差②着で1冠目を終えた。
上村師は「ジョッキーも完璧に乗ってくれたけど、モレイラもうまく乗ってきた。その分かな。でも、最後は詰め寄っていましたから」と話す。
レース後は在厩調整。コース、坂路で順調に乗り込まれ、2週前にはCウッドで併せ馬を消化。先週水曜もCウッドの3頭併せで6F82秒4―37秒0、1F11秒2。真ん中に入れて、内、外にそれぞれ1馬身先着と好調をアピールだ。
「1週前は自分が乗って。軽く促しながらやったけど、動きも素軽さが出てきました。もう当週はそんなにやらなくていいでしょう。もともと長い距離をゆったり走らせていいと思っていた馬だけど、二千四百メートルという距離でどうかですね」
コンビを組む岩田望は阪神JFが初めて手にしたビッグタイトルだった。1冠目は悔しい思いをしただけに、当然ここは力が入る。
長くいい脚を使うタイプ。その持ち味を東京の直線で100%発揮させて、今度は笑いたい。