亀井記者の血統ロックオン

【亀井の土曜競馬コラム・中山牝馬S】

公開日:2025年3月7日 17:00 更新日:2025年3月7日 17:00

 先週の中山で芝は10鞍行われ、4角3番手以内だった馬が8勝②着9回。前、内有利の傾向で小回りの中山をうまく立ち回れるかどうが非常に重要なポイントとなる。それなら◎は中山巧者のクリスマスパレードでいい。

 ここまで中山では4戦3勝。前走の中山金杯で初めて土がついたが、これは展開が厳しすぎた。

 外枠からハナを切ったものの、道中は終始つつかれて息の入らない流れに。2番手を追走していたホウオウビスケッツが⑨着と4角で脚をなくしたことを思えば、最後まで粘っての0秒4差の④着ならよく粘っている。やはり中山では安定感が違う。コース巧者の要因となるのが、血統表をさかのぼると出てくるフェアトライアルの血。前向きで小脚が利く特徴を伝えるのが特徴で、この血が多くなるとそれだけ機動力勝負に強くなる傾向が強くなるのだ。

 クリスマスは父キタサンブラックがこの血を多く持っており、実際、キタサン自身も中山で〈3120〉の好成績。さらに母の父ブレイムがこの血を引いているから中山が向くのは当然か。

 ちなみに、先週の中山記念でレコード勝ちしたシックスペンスはフェアトライアルの(8+9+9+9)×(9+9)で中山は4戦4勝だ。

 クリスマスは昨秋の紫苑Sをレコードで制したように今の時計の出る馬場もベストマッチ。牝馬限定戦のここでは重賞2勝目を挙げる。

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3月8日(土)中山競馬場

亀井辰之介

 競馬好きの父親の影響もあり、子供のころから競馬中継を一緒に観戦。最初は父親が馬券を当てるともらえる臨時の小遣いが目当てだったが(ただし、父は穴党だったため、あまり的中した記憶はない……)、ある日、シンボリルドルフといういかにも強そうな名前の馬が、強く勝つ姿に魅入られたのが競馬ファンになったはじまり。
 その後はテレビゲームの競馬ソフトにどっぷりハマり、今までに遊んできた競馬ゲームは数知れず。その時に競走馬の配合の奥深さを知り、血統に興味を持ったのが今の予想スタイルの根幹か。現在でもたまにゲームをたしなみ、好きだった競走馬の産駒を活躍させることが小さな喜び。
 予想スタイルはもちろん“血統”。各馬の血統を分析。得手、不得手を見極め得意条件に出走する時に狙い撃ち! 好配当を目指します。

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