【羽田盃】白毛馬アマンテビアンコの勝利で売り上げレコードでも、課題の残る結果に

公開日:2024年4月25日 14:00 更新日:2024年4月25日 14:00

 今年からJRA馬も参戦できるようになった大井の羽田盃は、1番人気のアマンテビアンコが勝利。白毛馬として初の交流GⅠ(JpnⅠ)を制した。

 ②着もJRAの牝馬アンモシエラ。③着に最低人気のフロインフォッサルが入り、3連単は4万5190円と8頭立てとしてはかなりの波乱となった。

 しかも、例年の半分の頭数しか揃わなかったにもかかわらず、売り上げは13億7056万4200円で、前年比145・2%。その前年もレコードだったから、頭数が半分でもやはり交流重賞になった効果は大きかったのか。また、白毛馬のアイドル的要素も、売り上げ増に貢献したかもしれない。

 ただ、「日本ダート三冠ロード、始動。」というキャッチコピーからすると、JRA馬4頭、南関東所属馬4頭の8頭立てとなったのは残念だ。

 アメリカのケンタッキーダービーは全米各地の前哨戦(UAEダービーなどもあるが)を経て、ポイントを多く稼いだ馬だけが参戦できるシステム。だが、羽田盃は日本各地からの参戦とはならず、前記の通りの少頭数に。なかなかアメリカのようにはいかない。

 果たして東京ダービーは頭数が揃うのか、南関東以外の地方馬は出てくるのか。売り上げ的には大きかったものの、まだ課題も残った“リニューアル”羽田盃だったのではないか。

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