【弥生賞ディープインパクト記念】アドマイヤクワッズ敗戦でますます3歳クラシック路線は混沌

公開日:2026年3月9日 14:00 更新日:2026年3月13日 10:50

バステール川田の辛口コメントは〝大物〟の裏返しか

 クラシック戦線に名乗りを上げる見事な勝利だった。日曜のGⅡ弥生賞ディープインパクト記念は3番人気バステールが差し切りVを決めた。

 序盤から1番人気アドマイヤクワッズを2番人気ライヒスアドラーが完全にマークする形。それらを前に見て、自分のリズムをつくりながら、虎視眈々と息を潜めていたのが川田バステールだ。

 前半5F60秒4のよどみない流れを9番手追走。勝負どころでは他馬と接触するロスがありながらも、直線で前2頭が抜け出してたたき合っているところをキッチリと計ったようにとらえた。

「ジョッキーが最高のエスコートをしてくれました」と賛辞を述べたのは斉藤崇師だ。

 それもそのはず。3番人気でもまだ未勝利を勝ったばかりの格上挑戦の身。それをGⅠ朝日杯FS③着馬、GⅡ東スポ杯2歳S③着馬と実績ある相手を並ぶ間もなくアッサリ差し切ったのだから。皐月賞はおろか、ダービーまで出走可能な賞金を加算してみせた。

 キャリア3戦目ながら勝ち時計の2分0秒2はレース歴代4番目の好記録。しかも、これより速かった93年ウイニングチケット、16年マカヒキはダービー馬。そして24年コスモキュランダは皐月賞②着と3頭はすべて春2冠で大活躍している。この日は全体的に時計の出やすい馬場状態ではあったものの、直線は強い向かい風だったことを考慮すれば、この先も軽視はできない存在となっていきそう。

 キタサンブラック産駒らしく、線がまだ細く、心身ともに幼さが大きく残る段階。それでも勝ち切ったように、持っているポテンシャルの高さ、この先の伸びシロは計り知れない。気性面も含めて、今後の成長度合いは注目だ。

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