【安田記念】凄さを示すレジェンドの数々の記録

公開日:2026年6月8日 14:00 更新日:2026年6月8日 14:00

最多勝、最年長、初のキズナ産駒、久々のクラブ馬、17歳年下のトレーナー

 これぞまさにレジェンド――。シックスペンスを勝利に導いた武豊だ。

 本来なら前哨戦のマイラーズCを制したアドマイヤズームで参戦の予定だったが、火曜に回避することに。それによって騎乗依頼が舞い込んで、テン乗りで見事に一発回答。それだけでもさすがというしかないが、数字も凄い。

 今回の勝利でJRAGⅠは通算85勝と自身の最多勝記録を更新し、さらに57歳2カ月でのVは横山典の56歳3カ月を更新する史上最年長勝利。安田記念は通算4勝目で、これは川田と並んで史上最多勝タイに並んだ。

 さらに今回は“初”の記録も生まれた。

 シックスペンスの父は自身が手綱を取って13年のダービーを制したキズナだ。これまで同産駒では過去10回GⅠに参戦して、②着③着は1回ずつあったものの、あと少しで勝利に手が届かなかった。それが今回で自身初のキズナ産駒でのGⅠ勝利に。ディープインパクトから父子3代にわたって自身が乗ってGⅠ制覇ということになった。

 その“初”とは逆に、久々で言えばクラブ馬での勝利。シックスペンスはノーザンファーム生産のキャロットファームの所属。クラブ馬が全盛の近年でも、キタサンブラック、メイショウタバルら個人馬主での勝利が主で、クラブ馬でのGⅠ勝ちになると、実はサンデーレーシング所属の10年ジャパンC=ローズキングダム以来、16年ぶりに。また、キャロットファームの馬でのGⅠ勝ちは初めてのことだ。

 ちなみに、シックスペンスを管理する田中博師は17歳も年下。そう、デビューから40年。ビッグレースを制すれば、次から次へと凄い数字が出てくるのは、いかに長くトップクラスで活躍し続けているかの証拠。

 あらためてレジェンドの凄さを思い知らされた安田記念でもあった。

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