新潟開幕週に大物がデビューする。日曜2R芝千六にエントリーしたダノンダックスだ。GⅠ4勝のリバティアイランドを半姉に持つサートゥルナーリア産駒はどんな育成時代を過ごしたのか。ノーザンファーム空港の杉田圭祐さんに聞いた。
「体力は水準以上にあって、バネのあるキャンターをします。順調に進めてこられたので、3月4日に本州に送りました。ほぼトップグループの移動です。これだけ移動が早いと、1F15秒程度のスピード調教しかしていませんが、動きの質がよく、藤波明厩舎長の評価は高く、絶賛していました」
出色はウッドで1勝クラスと併せた1週前だ。格上を追走して直線入り口で余裕十分に内から馬体を並べると、馬なりで先着だ。全体時計は5F64秒1で、4Fは50秒割れの49秒4を計時し、ラスト2Fは11秒8―11秒1とグンと加速した。2歳馬ばなれした時計で格上を子供扱いだから競馬記者の注目を集めるのは当然だが、管理する田中博康師は「トモの踏み込みがすごい」としながらも、「雑な面がある」と注文をつける。
「やや気が強く、育成期からスピードがあったので、イメージ通りの成長曲線を描く中での好時計です。それでも田中先生が注文を付けたのは、先生も求めるところが大きいのだと思います。こちらにいたころからスピード的にマイルが合いそうという評価でしたので、新潟のマイル戦は最高の舞台。楽しみですね」
姉が圧勝した新潟マイル戦で弟はどんな走りを見せるか――。



























