【宝塚記念】クロワデュノール春を締めくくる

公開日:2026年6月9日 14:00 更新日:2026年6月9日 14:00

偉大な父に大きな贈り物を

 クロワデュノールが快挙達成に挑む。

 昨年は春にダービー馬に輝いたが、秋は凱旋門賞⑭着、ジャパンC④着と敗れてしまった。捲土重来を期した今年は“さすが”の走りを見せる。

 大阪杯では出たなりで中団の少し前につけて、リズム良く運んだ。勝負どころで動いて行き、直線では逃げ切りを図るメイショウタバルをきっちりと4分の3馬身差とらえてゴールイン。続く、天皇賞・春では少し力み加減になるも能力をフル回転。直線で早めに先頭に立つと、ヴェルテンベルクの猛追を鼻差でしのぎ切ってGⅠ連勝だ。

 斉藤崇師は「天皇賞は際どかったけど、しっかりと勝ち切ったあたり、たいしたものだなと思います」と話す。

 レース後は放牧を挟んでここへ。5月20日に戻り、順調に調教を重ねてきた。先週はCウッドの3頭併せで6F84秒1―36秒9、1F11秒6。いっぱいに追われて最先着を果たしている。

「2週前は重い感じがしたので、後ろから外を回す形でしっかりとやりました。まだ重い印象でしたが、これでスイッチが入ると思います。息遣いとかは大丈夫。あとは気持ちの面と体の引き締めに気をつけて、やっていければ」

 これまで天皇賞・秋、ジャパンC、有馬記念の秋古馬3冠は00年にテイエムオペラオー、04年にゼンノロブロイと2頭が成し遂げている。しかし、大阪杯がGⅠに昇格して体系が成立したのが17年ということもあり、春古馬3冠の称号を手にした馬はいない。

 クロワデュノールの父キタサンブラックはその17年に大阪杯、天皇賞・春を連勝して、いきなり期待が高まったが、⑨着と断トツ人気に応えることができなった。偉大な父に何としても大きな贈り物を届けたい。

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