【安田記念】他のGⅠには見られない 覚えておきたい3つの特徴

公開日:2026年6月4日 14:00 更新日:2026年6月4日 14:00

1番人気がとにかく弱い

 ダービーの翌週に行われる最強マイラー決定戦の安田記念。このレースには他のGⅠには見られないいくつか特徴がある。さて、それは何なのか。過去のデータを見ていこう。

 まず挙げておきたいのが1番人気の弱さだ。

 レースデータが電子化されている1986年以降、1番人気は〈11 6 6 17〉。③着内率はかろうじて5割を超えているものの、勝率・275は明らかに低い。

 他のGⅠと比べてみると、この期間で1番人気が11勝というのは皐月賞と並んで最低(エリザベス女王杯は10勝だが、96年から古馬混合のレースに変わったため、ここでは除外)。ただし、皐月賞はまだキャリアが少ない3歳馬による争いだ。

 一方、安田記念は古馬戦。なのに、とにかく荒れる。

 過去10年間でも、1番人気馬は〈1 3 4 2〉。8頭が馬券圏内ではあるものの、勝ったのは24年だけ。あの香港のロマンチックウォリアーだ。

 つまり、日本馬は全敗という結果に。さすがに単勝2・9倍以下は②③③②②着とすべて馬券圏内だが、3・0倍以上だとロマンチックウォリアーを除いて⑧⑧③③着。連対した馬はゼロと、かなり信頼性が下がることは覚えておいた方がいいだろう。

関東所属のジョッキーが大活躍

 次の特徴は「関東ジョッキーが強い」だ。

 近年は馬のみならず、ジョッキーも西高東低の傾向が強い。

 前記した通り、86年以降のデータで見ると、平地GⅠの関東所属のジョッキーは219勝で、関西所属は519勝(ルメール、M・デムーロは通年免許を取得した15年以降のみ)。ダブルスコアをはるかに通り越している。

 最も西高東低が顕著なのが先週のダービーだ。00年以降で関東ジョッキーによる勝利は09年ロジユニヴァース、10年エイシンフラッシュ、14年ワンアンドオンリー、24年ダノンデサイル。

 このうち、エイシンは内田で、他3頭はいずれも横山典。内田は大井からの移籍で、横山典は近年、関西をベースに騎乗している。つまり、純粋に東で騎乗し続けているジョッキーはずっと勝っていない。

 ところが、安田記念は真逆だ。86年以降、17勝は全平地GⅠで最多。ここ2年は馬券圏内に絡めていないが、過去には関東ジョッキー騎乗による関西馬でワン・ツー・スリーの例がある。

 14年がそうで、柴田善騎乗のジャスタウェイが勝ち、②着は三浦グランプリボス、③着が北村宏のショウナンマイティ。②③着が16、10番人気だったため、3連単は37万3470円もつけた。

 また、12年は②着が内田グランプリボス、③着が松岡コスモセンサー。ともに13、15番人気の関西馬だから、とにかく関東ジョッキーは要注意。馬券に絡ませておいた方がいい。

意外と不振ロードカナロア産駒

 日本の競馬を変えたサンデーサイレンスと、その代表産駒であるディープインパクト。ともにJRAの平地GⅠを71勝という大記録をつくっている。実際、この2頭の産駒でダービーを13勝。これはもちろん、全GⅠで最多となっている。

 一方、あまり勝てないレースの筆頭が宝塚記念で4勝。これは時季的に馬場が悪化することが多いからか。次いで安田記念で5勝(86年から条件を変えずに施行されているレースのみ)。ディープインパクト産駒が4勝で、その父サンデーサイレンスは1勝だ。

 実はキングカメハメハ産駒と、その代表産駒であるロードカナロアにも同じことがいえる。

 2頭合わせて〈1 1 2 24〉。勝ったのはその13年ロードカナロアのみだから、いわゆる今の主流血脈は相性が悪いのか。

 今年の出走馬ではシックスペンスがキズナ産駒で、スズハロームがサトノダイヤモンド産駒、セイウンハーデスがシルバーステート産駒、レーベンスティールがリアルスティール産駒(すべて父の父がディープ)。また、ワールズエンドがロードカナロア産駒である。

年間プランがお得! お申し込みはこちら

最新記事一覧

  • アクセスランキング
  • 週間