今年の函館開催もあっという間にラストの7週目を迎えます。前回も触れましたがJRAで一番使用頻度の少ない函館競馬場ですが、なんともまあ、もったいないですね。
同じ時期(6月)に遠く離れたイギリスのロイヤルアスコット競馬場は僅か5日間しか開催されないので、14日間も開催あるだけまだ長くは感じますが、かつてのようにせめて8週間の開催してくれたらなぁ、なんて思います。しかし来年は猛暑対策として函館、札幌の交互開催を行い、函館開催もトータルで1週延びるかも、なんて話も出ているようですが、まずは今年の話です。
先週の小倉開催は40度近くまで上がるんじゃないかとも言われていました。そしてこれから始まる新潟も札幌も35度前後は当たり前。そんな中、JRA全10場の中でもっとも気候が穏やかな函館を早々に終わらせてしまうという、かなりぶっ飛んだ番組編成は、馬と人の安全確保よりも売り上げの方が優先順位が高いので諦めるしかないところではあります。
と、ここで僕がボヤいても、何かが変わる影響力もないので今年の函館開催を振り返ってみましょう。
まずは竹内涼真さんの効果もあって函館記念は大盛況でしたね。あとは何と言っても7月12日に函館7Rで達成された武豊騎手の国内外含めた全騎乗での5000勝達成の瞬間でしょう。
この日、GLAYのボーカルTERUさんが名付け親のテルヒコウの騎乗が9Rにあり、ご本人も競馬場に来場とのことでした。ここでピッタリと決まれば、また話もさらに盛り上がったのかも知れませんが、テルヒコウ(結果は②着)のレースを待たずして、5000勝を決めました。
そうそう、ここでいったん話が脱線しますが、また戻ってきます。GLAYは僕がデビュー時からの大ファンで、同じ歳ということもあり、余計に親近感を持って応援しています。数年前にGLAYのファンクラブ限定ブログで矢作調教師とTERU氏がつながったことを知り、矢作調教師に「え~、ズルいズルい! ほらローソンチケットの履歴を見てくださいよ。俺なんて今でも毎年必ず2回はコンサートに行ってるし、アルバムも全部スマホに入ってるもん!」と告白。それからはもう矢作調教師は僕を見つける度にTERU氏の話をしてくるので嫌いです!(なんてホントは30年も前からよく話をする良き先輩です)
はい、ただいま! 話を戻します。豊さんの5000勝の中にはサクラプレジデントの札幌記念と中山記念、そしてアプリコットフィズのクイーンS、ディサイファのアメリカJCCと重賞4勝を含めて、小島太厩舎で29勝を記録しています。
ただ、勝ち鞍以上に思い出深いのが、武豊騎手の暗黒の時代。数年に渡り、有力馬のみならず、騎乗回数そのものが激減したあの時期は武豊騎手を語る上で、外せないストーリーのひとつとして取り上げられます。その時に「武豊を終わらせてはならない」と手を挙げたのが小島家でした。「勝てる馬は多くはないけど、競馬に乗る数だけでも確保させねば」と、あの数年は恐らく武豊騎手の厩舎別騎乗回数は小島太厩舎が第1位だったと記憶しています。
重賞レースもないのに関東に来てもらったり、多少、適性が合わなくても関西に馬を遠征させたり……。そんな時代を微力ながらも、ほんの少しだけ協力させてもらえたからこそ、そこで「騎手 武豊」が途切れずその後の復活劇へとつながった。そう自分なりに解釈して満足しています。あの数年間には、豊さんのいろいろなことがありました。その思い出話はまたいずれゆっくりと。
豊さんより年上の典ちゃんが「まだまだ辞める気なんて毛頭ない」と言ってるくらいなので、きっとこの2人は60歳を超えても騎手でいる未来しか見えませんね。
でもひとつだけ。「あなたたちがいつまで経っても馬から降りないから、俺も降りれないんだよ……(笑)」



























