【セントウルS】2週続けて坂路50秒台 ピクシーナイト今度こそ復活の予感

公開日:2023年9月6日 14:00 更新日:2023年9月6日 14:00

 骨折で1年3カ月の休養明けから高松宮記念⑬着、京王杯SC⑧着。前2戦とも掲示板にも載れなかったが、今回は気配がグンと上向いた。

 前走後はノーザンファームしがらきへの放牧を経て先月15日に帰厩。坂路でしっかりと乗り込まれて2週前には4F51秒4。そして先週は50秒8と、追うごとに活発さを増していた。

 実力馬の復活へ向けて陣営は今週も“攻め”の姿勢を貫いた。馬なり調整ではなく、併走追いでしっかりと負荷をかける内容。馬もそれに応えて4F50秒6。特にラスト2Fは23秒6の速さで、1Fも12秒0。全体時計もそうだが、1週ごとにラストの踏ん張りが利くようになっているのがいい。

 馬体のバランスも良くなり、太め感のない立ち姿。2年前のスプリンターズSの覇者が、いよいよ復活するシーンも期待していいのではないか。


○…「予定通りにしっかりとやれました」とは手綱を取った生野助手。額の汗をぬぐいながら笑顔でこう続けた。「併せて抜かして行く時の行きっぷりはかなり良かったですね。最後は相手が動きましたが、脚元を含めて何の不安もなく調整できました。前走(京王杯SC⑧着)は“千四がどうか”という中でも、直線で進路を探しつつ、差がない競馬ができた。阪神の千二なら」と期待を込めていた。

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