【日本ダービー】ファントムシーフ、何とか間に合った感の皐月賞から急上昇

公開日:2023年5月24日 14:00 更新日:2023年5月24日 14:06

武豊が3週続けて騎乗し、テン乗りでもコンタクト完璧

 皐月賞は落鉄するアクシデントがあって③着。1番人気に応えられなかったが、巻き返しへ向けて中間はチャンピオンヒルズに短期放牧へ。4月26日に帰厩した。

 皐月賞時の1週前は僚馬に追いつけず、当週に併せ馬で追われて何とか間に合った感もあった。

 だが、今回は違う。5月4日にCウッドで6F85秒0を計時すると、2週前から新コンビの武豊が騎乗して6F81秒5をマーク。そして1週前は古馬オープン馬2頭の内から1F手前で1馬身抜けると、ラストはしっかり追って6F81秒0―35秒9、1F11秒0。躍動感のある素晴らしい走りだった。

 今週も武豊が手綱を取って、開門直後に馬場入り。ここまで万全の過程だけに強くやる必要もなく、馬なりで終えた。それでも道中の走りは実に軽快でリズミカル。最後は相手が来れば来るだけ伸びるといった感じで首先着の6F84秒3―37秒4、ラスト1F11秒3。少しでも追えばまだまだ時計は出ていた余韻を十分残していた。

 馬体、動きの力強さは間違いなく前走以上で、武豊も3週連続でいいコンタクトがとれた。ビッグタイトルを手にする準備は整った。

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