水曜の朝、厩舎エリアで「須貝厩舎ってどこですか!?」と不意に聞かれた。見習騎手かと振り向くと防寒着姿で自転車にまたがる横山武だった。アメリカJCC=ファウストラーゼンの調教での遠征だ。
厩舎から騎乗しての追い切りは、初コンビで少しでもファウストを知りたい意図が伝わる。今年はキャリアハイの活躍をしてほしい若手のひとりでもある。
【京都11R・睦月S】 その横山武が乗るマイネルチケットに◎だ。
2戦ぶりのコンビは3走前の仲秋S(②着)だが、ここで敏感過ぎる面がある同馬のひと癖を受けている。直線入り口で先頭の勝ちパターンから、右ムチで左に大きくヨレて、残り100メートルでのステッキ2発目で右手前に戻されて4、5頭分も内にささった。ジョッキーからは反省しか出なかったレース後だったが、3度目の手綱となった前走、奥多摩Sではひと工夫。直線でうまく内ラチを頼らせて勝ち切ったからお見事だった。
抜け出してからも、あえてひとムチ入れて確認していたから、4度目のコンビでよりコンタクトが取れる今回は楽しみが増す。
「ここに向けて順調。ばっちり仕上がったね」とは渡井厩務員。2週前の時点で坂路4F51秒9をマークし、この時季にしては張りのある馬体が目立つ。今の京都は芝の荒れこそ進むが、内有利だから、再度のイン差し期待に一票投じる。
【京都12R・4歳上2勝クラス】 前走のアオイミモザは、転厩戦での馬装解除が裏目に出た。馬体はクラス上位の一頭。メンコ、ブリンカー装着で激変する。
1974年、愛知県で生を受ける。名前の通りのザ・長男。
大阪での学生時代、暇な週末は競馬場に通い、アルバイトをきっかけに日刊ゲンダイへ。栗東トレセンデビューは忘れもしない99年3月24日。毎日杯の週で、初めて取材した馬は連勝中だったテイエムオペラオー。以降、同馬に魅せられ、1勝の難しさ、負けに不思議の負けなしと、学ばせてもらったことは実に多い。
グリーンチャンネルでパドック解説をさせていただいているが、パドック党であり、大の馬体好き。返し馬をワンセットで見たい派。現場、TV観戦でもパドックが見られなかったレースの馬券は買わないと決めている。
余談だが、HTB「水曜どうでしょう」の大ファン。こんこんと湧き出る清水のように名言を連発する大泉洋氏を尊敬してやまない。もちろん、“藩士”ゆえにDVD全30巻を所持。




























