【チャンピオンズC】シックスペンス名門厩舎に新たな勲章を加える
公開日:2025年12月3日 14:00 更新日:2025年12月3日 14:00
余力残しで坂路1F12秒2
砂のGⅠ取りへ大きく前進。
国枝厩舎はJRAでのGⅠを13レースで22勝を挙げる名門中の名門ステーブル。来年2月に定年、解散を迎えるラストシーズンだが、今回は厩舎初となるダートGⅠ取りに挑戦する。
送り込むのは芝でGⅡ3勝を誇るシックスペンス。初ダートとなった前走の交流GⅠ南部杯で②着と強敵相手でもヒケを取らず、その適性の高さを示した。
それから中7週となる今回。11月19日に放牧先から戻ると翌日から坂路2本で強めの負荷をかけて調整してきた。
1週前はウッド3頭併せで5F66秒3―36秒9をマーク。直線は最内で少し内に寄れる場面があっても、1F11秒2で併走馬を突き放して1馬身半先着した。もともと調教駆けするタイプではあるものの、順調さをアピールしている。
迎えた最終追いは坂路へ。前を追い掛ける形でテンからリズミカルなフットワークだ。1F手前で楽な手応えで馬体を併せると、そのままの勢いでスッと前に出て1馬身先着でフィニッシュ。4F52秒1―12秒2を余力残しのまま真っすぐに登坂して、好時計をマークしている。
馬体は少しお腹回りに余裕を感じるが、もともとの体形もあるし、輸送で引き締まることを見込んでのもの。動きに活気があり、いい状態で臨めるのは間違いない。厩舎に新たな勲章を加える態勢は整った。
「息もできているし、上積みを感じる」(国枝師)
〇…会見に臨んだ国枝師は「先週コースでやっているから、きょうは坂路で。最後までしっかり走れていて動きは凄く良かった。息もできているし、上積みを感じる」と好感触だった。



























