【フィリーズレビュー】前4戦でブラッシュアップ! 新進気鋭の佐藤悠厩舎が送り込むコラルリーフ
公開日:2026年3月4日 14:00 更新日:2026年3月4日 14:00
力む気性を4走かけて改善
走る馬づくり。レースに行って、その馬が持つポテンシャルを100%近く出せるかに尽きる。
新馬戦で「素質だけで勝った」というレース後コメントは、ジョッキーが粗削りさを感じていた証拠で、そんな性格、走りの癖でのウィークポイントを軽減し、走る方へベクトルに向けられるかだ。ホースマンの永遠の課題ともなっている。
その観点からすれば、コラルリーフは、着実にステップアップしてきた一頭だろう。
昨夏の小倉芝6Fでの新馬勝ちを含めて、①⑦⑤②①着という戦績だが、4走前から一走ごとに着順を上げてきている。
今回と同じ7F戦は、デビュー2戦目の中京2歳S、続く、もみじSだった。着順が振るわなかったのは力む気性が障壁となっていたから。ただし、2戦連続して同じ距離を使うことには意図もあった。
「もともとが前向きな性格ではありましたが、デビュー2戦目の中京2歳Sは返し馬から暴走気味で、レースでも力みがみられました。それもあり、あえてもみじSで同じ距離を使い、返し馬も丁寧に運んでもらって我慢させる競馬をしてもらったんです。競馬を教えるような一戦でもありました」
管理する佐藤悠師はプロセスをこう説明する。
佐藤悠厩舎は昨年21勝で特別戦7勝
目先の結果より、先につながる走りを。この早期の〝学び〟が糧となり、6Fに短縮した福島2歳Sでは3角12番手から②着に差し込み、前走のクリスマスローズSはらさひひとつ上の切れ味を引き出した。鮮やかな外一気で、決め手のある差し馬へと変わってきた。
一戦ごとにテーマをつくり、乗り越え、次の課題を課す。このステップを繰り返した結果が前4戦の着順でもあるのだ。
「気性が大人になり、随分とレース前の落ち着きも出てきました。動きもいいですね。今なら千四でもやれませんか」
昨春の始動した佐藤悠厩舎は、開業年に21勝を挙げ、うち、7つが特別戦という新進気鋭の厩舎だ。創意工夫の結果だろう。また、コラル自身も、新馬戦、前走で負かしたタマモイカロス(ともに②着)は、先週のマーガレットSを制し、振り返れば、新馬戦での⑤着馬はのちの2歳女王スターアニスだった。能力は秘めた一頭。同じ7F戦でも昨秋よりブラッシュアップして送り込むから、期待を込めての重賞挑戦となる。





























