【皐月賞】今こそ速い馬が勝つ

公開日:2026年4月16日 14:00 更新日:2026年4月16日 14:00

1分57秒台の決着で台頭するのは千八重賞ウイナー

 先週の桜花賞は千六1分31秒5での決着。レース史上、1分31秒台の時計は2回目だった。

 皐月賞も高速化が著しい。初めて二千㍍1分57秒台で走ったのが16年のディーマジェスティで1分57秒9。だが、ここ2年は24年ジャスティンミラノが1分57秒1で、昨年のミュージアムマイルが1分57秒0である。

 今年も昨年と同様に皐月賞ウイークはCコース替わり。週末の天気も良好で、今年もこれくらいの時計は出そうだ。

 昔、「皐月賞は速い馬が勝つ」と言われたが、これだけ時計が速いと、スピード競馬に対応できる能力は必須。

 実際、ディーマジェスティは共同通信杯馬で、17年に皐月賞を1分57秒8で制したアルアインは毎日杯馬。そして前記のジャスティンミラノも共同通信杯馬で、ミュージアムマイルは朝日杯フューチュリティSの②着馬である。

 つまり、千八の重賞勝ちかマイルGⅠの連対が1分57秒台の激流を勝ち抜く条件ということ。もちろん、上位人気のカヴァレリッツォ(朝日杯FS勝ち)、パントルナイーフ(東スポ杯2歳S勝ち)、リアライズシリウス(共同通信杯勝ち)はこの条件を満たしているが、穴っぽいところなら、この2頭だ。

アルトラムス 毎日杯は歴代2位の千八1分45秒1

 阪神外回り千八のGⅢ毎日杯は08年ディープスカイ、10年ダノンシャンティ、13年キズナ、17年アルアイン、18年ブラストワンピース、21年シャフリヤール、24年メイショウタバルと勝ち馬から多くのGⅠ馬が出ているレース。そんな出世レースをレース歴代2位の1分45秒1で制したのがアルトラムスだ。

 7頭立てということもあり、前半5Fは59秒7と落ち着いたレース。道中で12秒台のラップが4回もあったが、その分、ラストは11秒3―10秒8―11秒3の瞬発力勝負。これを上がり33秒1で5番手から差し切ったから評価できる。

 父イスラボニータは14年の皐月賞馬。続くダービーでも②着したが、6歳時はマイラーズC勝ちに阪神CのレコードVなど、スピードが勝っていた。タイプが異なる息子は非凡な末脚で皐月賞のタイトルを取るか。

きさらぎ賞馬ゾロアストロは展開、コース不問で重賞③②①着

 ゾロアストロは千八の重賞きさらぎ賞勝ち。その前もサウジアラビアロイヤルC③着、東スポ杯2歳S②着と、重賞でずっと崩れていない。ここまでの5戦〈2210〉なのは高く評価できるポイントだ。

 こちらは毎日杯よりももっとスローで流れ、前半5F通過は62秒2。しかし、ラストは11秒6―10秒9―11秒2という競馬を一番内から抜け出した。

 東スポ杯ではパントルナイーフと頭差。弥生賞ディープインパクト記念で②着だったライヒスアドラーが③着という比較からも、本線で十分に通用する力を持ち合わせている。

 そのパントルナイーフは休み明け。順調に使っている強みもあり、この馬が逆転を果たしても、決しておかしくはない。

年間プランがお得! お申し込みはこちら

最新記事一覧

  • アクセスランキング
  • 週間