【ブリーダーズカップデー】デルマー競馬場のダート二千で世界一の馬が決まる!?
公開日:2025年10月30日 14:00 更新日:2025年10月30日 14:00
今週末は米国のブリーダーズカップデー。昨年と同じく西海岸のデルマー競馬場を舞台に、14ものGⅠが行われる。
初日は2歳馬のGⅠが5鞍で、2日目は古馬。JRAの馬券発売対象レースは9Rブリーダーズカップクラシック、10Rブリーダーズカップマイル、12Rブリーダーズカップフィリー&メアターフ。ただし、フィリー&メアターフは登録があった日本馬アリスヴェリテがダートのBCディスタフに回ったため、日本馬の出走はない。
もちろん、最も注目されるのはダート二千㍍のBCクラシック。すでに枠順は決定しており、日本のフォーエバーヤングは5番に決まった。
今年はここが〝世界一決定戦〟とも言われていた。というのも現在、レーティング125以上の馬は世界で11頭いるが、そのうちの3頭が激突する予定だったからだ。
127で最上位なのがフォーエバーヤングと、ソヴリンティ。後者は今年のケンタッキーダービー、ベルモントSを制した3歳2冠馬で、前走の〝真夏のダービー〟ことトラヴァーズSを10馬身差の圧勝だったが、27日夜に熱発し、残念ながら出走を取り消し。クラシックは9頭立てとなったが、それでもメンバーは豪華だ。
そして125がフィアースネス。昨年の②着馬で、フォーエバーヤングが③着だった。
こちらは昨年のトラヴァーズS馬で、今年は夏にパシフィッククラシックを快勝。ここがラストランの予定だ。
これだけでも十分に豪華なのに、ここに120の3頭が加わる。
シエラレオーネは昨年の勝ち馬。今年は4戦して③②①②着。GⅠホイットニーSを制しているだけでなく、通算して13戦④着以下なしの安定感が魅力。フィアースネスと同様に、ここが引退レースとなる。
同じく120のジャーナリズムは3歳馬で、3冠のひとつであるプリークネスSの勝ち馬。前走のパシフィッククラシックはフィアースネスから3馬身4分の1差の②着だった。
4歳馬マインドフレームは8月のホイットニーSが取り消し。ジョッキークラブゴールドCがスタート直後に落馬と順調ではないのがネックではあるものの、今年、チャーチルダウンズS、スティーブンフォスターSとGⅠ2勝。底力はある。
昨年の①~③着馬が同じ場所で再戦。現地の2頭は引退レースだから、もう相まみえることはない。
フォーエバーヤングは米国での2戦がケンタッキーダービー③着、BCクラシック③着。ここで借りを返すことができるか。発走は日本時間の2日(日)、午前7時25分の予定だ。



























