【天皇賞・秋】各世代のGⅠ馬によるバトルロイヤル
公開日:2025年10月27日 14:00 更新日:2025年10月27日 14:00
3歳馬か、メイショウタバルか、それとも……
3週連続のGⅠ開催も今週でひと区切り。締めを飾るのは伝統の府中GⅠ天皇賞・秋だ。
前2年は3歳馬の出走がなかったが、今年は世代トップの2頭がエントリー。歴戦の古馬勢も多士済々で、ハイレベルなメンバーが顔を揃えた。
挑む3歳馬の筆頭格は皐月賞馬ミュージアムマイル。前走のセントライト記念は4角から大外ブン回しで差し切りV。0秒1差でも完勝と言える内容で、上々の秋初戦を飾った。左回りでは③⑥着でも、前者は出遅れでダービーは距離適性の差が出た印象。好走レンジの二千メートル戦なら古馬相手でも戦える。史上5頭目の3歳馬Vとなるか。
マスカレードボールは皐月賞③着→ダービー②着。タイトルこそないが、ポテンシャルは世代トップクラスだ。東京コースでは3戦3連対のベスト舞台だけに侮れない。
迎え撃つ古馬勢の中心はメイショウタバル。今シーズンはGⅠドバイターフで⑤着と復調の兆しを見せ、前走の宝塚記念は影をも踏ませぬ逃亡劇で初タイトルを手中におさめた。盾男・武豊の継続騎乗も心強く、GⅠ連勝があっても不思議はない。
タスティエーラは23年のダービー馬。長らく勝ち星から遠ざかっていたが、前走のGⅠクイーンエリザベス2世Cでは約2年ぶりの美酒。体調さえ整えば、ここでも力差はない。
他にも23年エ女王杯勝ち馬のブレイディヴェーグや、大阪杯②着のロードデルレイの名前も。
生きのいい3歳が年長馬を撃破するのか、はたまた古馬が意地を見せるのか。非常に楽しみな一戦だ。

























