【阪神ジュベナイルF】2連勝中のアルバンヌ、2度目の栗東滞在で十分チャンスあり
公開日:2025年12月9日 14:00 更新日:2025年12月9日 14:03
新馬戦の経験を生かす
関東馬ながらアルバンヌがデビュー戦を迎えたのは阪神。しかも、栗東滞在で臨むという異例の方法だった。
スタートこそダッシュがつかなかったが、馬群をさばいて抜け出すセンスの良さ。半馬身差をつけられたフェスティバルヒルはのちにGⅢファンタジーSを制したほど。そんな相手に②着と能力は示した。その後に未勝利、サフラン賞を連勝したのもうなずける。
暮れのGⅠへの道筋が開けたこともあり、陣営は2度目の栗東入りを決断した。
田中博師は「もともと期待してたので、“そうなったらいいな”と。阪神ジュベナイルFも桜花賞も阪神で行われるし、青写真通り。経験を生かしたいですね」と意気込んでいる。
放牧先から11月14日に帰厩すると、ウッドでハードに乗り込んだ。先週は新コンビの坂井を背に6F78秒9―36秒4、1F11秒3。持ったままで好時計をマークした。
「ハミ受けとか操縦性に特徴があるので、ジョッキーに確認してもらいました。“だいたい想像してた通りです”と。動きはおおむね良かったし、折り合いやリズムもまずまずといったところ。気になってた息についても“そんなに重い感じはしない”とのこと。ええ、やりたい意図は達成できたかなと」
無事に1週前追い切りを終え、すぐさま美浦を出発。12月7日の日曜には栗東の坂路を駆け上がり、順調ぶりをアピールした。
「精神面の不安定なところが課題ですね。ただ、初めて入厩した時のことを考えると想像以上に成長や良さが見られます。何とかいい状態につくりあげられれば」
3連勝で2歳女王に輝けるか――。


























