【阪神ジュベナイルF】アランカールの白星街道はまだ続く
公開日:2025年12月9日 14:00 更新日:2025年12月9日 14:00
良血馬が再び末脚炸裂
アランカールが無傷の3連勝を目指す。
母のシンハライトは16年に桜花賞②着、オークス①着で、全成績が〈5100〉。そして、父が13年に菊花賞、14年にジャパンCを制したエピファネイア。期待の良血馬は夏の福島のデビュー戦を4馬身差で飾った。それから2カ月半の間隔を取り、秋はここと同じ舞台の野路菊Sへ。
初戦は前半が最後方でも途中で上がっていったが、今回は4角までじっくりと待機策を取った。直線で外に持ち出して、ゴーサインが出るとグングンと伸びた。残り1Fを切って先頭に躍り出ると、最後は流す感じで②着に3馬身半差のフィニッシュ。③着はさらに4馬身離れていた。上がり3F33秒3はもちろんメンバー最速だった。
斉藤崇師は「口向きが難しくて大味な競馬になるけど、初戦よりは流れに乗れてた気がします。加速してからのスピードがメチャクチャ良かったですね」と振り返る。
中間は再度、放牧を挟んで、ここを目標に仕上げられてきた。11月20日に戻り、乗り込みはすこぶる順調。先週の3頭併せでは北村友が手綱を取り、6F85秒1―36秒8、1F11秒0の切れ味で最先着した。
「1週前なのでしっかりとやりました。息遣いは問題ないですよ。体も大きく増えてはいないけど、細くもなってません。頭数が増えるので、後ろからだとどうなるか、ですね」
父は先週の時点で2歳戦で29勝を挙げて、2位のキズナに7勝差をつけてリーディングトップを独走中。ノンストップで2歳女王にまで駆け上がり、母同様に春クラシックで活躍したい。


























