【阪神ジュベナイルF】重賞勝ち馬不在で大混戦
公開日:2025年12月8日 14:00 更新日:2025年12月8日 14:00
2戦無敗馬がそのまま女王に君臨するか、それとも…
今週から年末までは来春のクラシックを占うGⅠが続く。1発目は2歳牝馬の女王決定戦、GⅠ阪神ジュベナイルフィリーズだ。
3年前のリバティアイランドを筆頭に一昨年はアスコリピチェーノ。そして昨年のアルマヴェローチェは当レースを制して、翌年のクラシックを賑わしてきた。
今年はアルテミスSを制したフィロステファニが屈腱炎で早期に引退、ファンタジーS馬フェスティバルヒルが骨折のために重賞ウイナーが不在となったが、それでも好素材がズラリと揃う。
まず注目はアランカールだ。16年オークス馬シンハライトが母のエピファネイア産駒という超良血馬。その血にたがわず勝ちっぷりも豪快で、初戦が直線だけの競馬で4馬身差Vなら、前走の野路菊Sでは上がり3F33秒3の脚で差し切り。小柄な馬体とは裏腹に、スケールは非常に大きい。3戦無敗でGⅠ制覇となるか。
2戦無敗でいえばマーゴットラヴミーも。京都千四のデビュー戦では1分20秒2のレコードVと、スピードの絶対値がかなり高い一頭だ。前走の白菊賞ではマイルにも難なく対応するセンスも見せて、後続に3馬身差。まだ奥がある馬だけに、GⅠでも侮れない。
タイセイボーグは4戦して④着以下がない超安定株だ。特に前2戦は重賞の好メンバー相手に②③着だから高く評価できる。崩れがないタイプだけに、ここでも上位争いができても。
ほかにも目下2連勝中の関東馬アルバンヌ、ラスティングスノーや、重賞②着の実績があるショウナンカリス、スターアニスなどがエントリー。新ヒロインはどの馬か、見応えのある一戦となりそうだ。
























