【きさらぎ賞】良血レガーロデルシエロ進化した姿を見せる

公開日:2024年2月1日 14:00 更新日:2024年2月1日 14:00

 関東馬レガーロデルシエロに注目だ。

 父がロードカナロア、母は京都牝馬Sを制したデアレガーロという良血だけに、「早くから重賞でと思ってました」とは栗田徹師。

 デビュー戦は昨年6月の東京開催だった。ゲートのタイミングが合わず後方から進め、猛然と追い上げて③着。メンバー唯一の上がり3F33秒台(33秒7)でインパクトを残した。

「取りこぼせない」と臨んだ2戦目は自らハミを取って2番手に。楽な手応えで先頭に並びかけ、そのまま押し切って3馬身差と力の違いを見せつけている。

 この勝利でゆったりとしたローテーションを組み、3戦目は昨暮れの中京へ。こうやまき賞はスタートも決まり、好位をキープ。直線で満を持して追い出されたものの、外からジューンテイクが一気に伸びて4分の3馬身差②着に敗れた。

「少頭数で難しいレースになってしまいました。終始、マークされてもたれたところを差されて。勝った馬はGⅠ(朝日杯フューチュリティS)で④着だし、その比較からすれば、今回も遜色ないでしょう」

 中間は放牧を挟んで、1月中旬からコースと坂路で入念に乗り込んだ。1週前にウッドで6F81秒4―37秒5、1F11秒6をマークすると、今週は坂路で4F54秒4―11秒7。軽快に駆け上がって仕上げに不安はない。

「かかってダラッとするようになってきたし、メリハリをつけるような感じで。反応や動きは良かったですよ。しっかり折り合えてるので、うまくいけば……」

 進化した姿で先頭ゴールを果たせるか。

最新記事一覧

  • アクセスランキング
  • 週間