【ローズS】展開&鞍上と魅力たっぷり コンクシェル重賞突破
公開日:2023年9月14日 14:00 更新日:2023年9月14日 14:00
コンクシェルが勢いに乗ってトライアルに挑戦する。
今年の春にはアネモネSに参戦。13番人気と全くノーマークだったが、レースは頑張った。8枠16番から道中は後方を追走。直線では大外から最速の3F34秒0の末脚を繰り出し、半馬身差②着に追い上げて、優先出走権を手にした。
さすがに桜花賞は⑮着に敗れ、その後も1勝クラスで③②④着と足踏みをしてしまった。ところが、夏はガラリ一変だ。
鞍ケ池特別では初めて単騎で先頭を奪った。そのまま快調に飛ばして直線へ。ゴール前はグングンと後続を突き放し、最後は5馬身差をつけた。
続く不知火特別も強かった。ここも迷わずハナに立った。リズム良く走り、勝負どころでペースが上がった時も周囲との手応えは大違い。当然のように直線でも脚を伸ばし、昇級も何のそので、同じく5馬身差のフィニッシュだ。
前走後は短期放牧を挟んで調整されてきた。9月5日に戻ると、7日にはCウッドで併せ馬を消化できたほど。今週水曜も6F84秒8―37秒2、1F11秒4で半馬身先着と鍛えられている。
「向こうでもしっかり乗っていましたからね。モマれず運んだ前2走が強くて、ひと皮むけた感じがあるし、甘かった腰も少しずつパンとしてきた印象です。気性は難しいけど、能力的にはここでもそれほど差はないと思います」(押田助手)
メンバーを見渡すと、前走どころか2走前でも逃げた馬はいない。すんなりと自分の形に持ち込めそうなのはいい。
鞍上は世界のモレイラ。またまた一人旅を決めるかも。期待が膨らんでくる。