前走より状態もアップ（Ｃ）日刊ゲンダイ

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　今年の函館競馬は今週から早くも２開催目に突入。日曜のメインはオープン特別の巴賞。函館記念の前哨戦として見逃せない一戦である。

　夏の飛躍を目指して別掲の１６頭がエントリー。中でも「ここで結果を出したい」と意欲的なのはドーブネ陣営だ。

　それもそうだろう、古馬になってオープンへ昇級後も②③④着と大崩れなし。前々走の中山記念でも強敵相手に０秒２差と、重賞でも通用する能力を見せているからだ。

　とはいえ、少し気になるのは前走の内容。２番手でスムーズに流れに乗りながらも、踏ん張り切れなかったからだ。

　だが、「敗因ははっきりしているから」と南井助手に悲観する様子はまったくない。「休み明けだったでしょ。数字はプラス４キロやったけど、数字以上に重かったよ」

　今回は中間放牧に出さず、在厩で調整。６月８日からＣウッドで時計を出し始め、１５日には７Ｆ９９秒４―３７秒７、１Ｆ１１秒５。函館へ輸送する直前の２１日にも６Ｆ８４秒３―３９秒０、１Ｆ１２秒０を強めに追われてきた。

　２３日に函館入り。到着後も順調そのもので「元気が良すぎて日曜日（２５日）には持っていかれそうになったほど」と南井さんは苦笑い。

「明らかに今回の方がいいよ。中身が違う」

　ポンとスタートを決めてそのまま――。名手・武豊を鞍上に持ち前のスピード全開なら、最後まで止まらない可能性が大きい。