今年の〝逃げ切り王〟坂井の前残り 開幕週は特に注意
公開日:2023年6月29日 14:00 更新日:2023年6月29日 14:00
今週から主場の舞台は福島、中京へ。開催替わりとなれば、注目しなければいけないのは逃げ馬の前残りか。
逃げの名手といえば、真っ先に思い浮かぶのは“レジェンド”武豊。今年は13勝で2位だ。
横山武も積極的なレース運びが持ち味。12勝で3位である。
逃げた回数は多くないが、やはり凄いのがルメール。〈11 5 1 7〉で、勝率・458、連対率・667、③着内率・708。逃げたらかなりの確率で馬券に絡む。
すでに帰国したが、レーンはそれ以上。〈10 1 0 2〉、勝率・769は完全に他を圧している。
では、1位は誰か。
武豊と同じ13勝だが、②着回数で上位になる坂井だ。
ここまで〈13 14 8 14〉で、勝率・265止まりでも、連対率・551は武豊、横山武よりも上。宝塚記念ではユニコーンライオンでハナへ。さすがにペースが厳しく、相手も強かったので⑮着と惨敗したが、先々週は土曜に京橋特別=ラリュエル、垂水S=アルナシームと逃げ切り連勝。とにかく積極的なレース運びが目立ち、そもそも逃げた回数も49回で、武豊の47回より多く、もちろん全ジョッキーの中で最多だ。
CBC賞のマッドクールを筆頭に、今週の中京では特に注目のジョッキーである。