木津の見解

【日曜函館1R】木津の見解

公開日:2023年6月24日 17:00 更新日:2023年6月24日 17:00

 デビュー以来、③着以下がないアイアンムーンの相手探しだ。逃げ、差し自在、展開不問の脚質はトリッキーな函館千二では大きな武器。加えて430キロソコソコの小柄な体つきに滞在競馬はぴったり。日に日にフックラしてデキを上げている。

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6月25日(日)函館競馬場

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木津信之

「ベガはベガでもホクトベガ!」
 93年エリザベス女王杯でホクトベガが①着でゴールに飛び込んだ瞬間の実況です。当時、浪人生でフラフラしていた自分にとっては衝撃的であり、今でも予想の根底に根付いています。
 ベガはバリバリの良血馬で鞍上が武豊。牝馬3冠にリーチをかけていました。対して、ホクトベガは父がダート血統でベテランの加藤和を配したいぶし銀のコンビ。春2冠でベガに大きく後塵を拝したホクトベガに勝ち目はなさそうでしたが、見事にリベンジ。この“逆転劇”こそが競馬の醍醐味ではないでしょうか。
 かつて作家の寺山修司氏は「競馬が人生の比喩なのではない、人生が競馬の比喩なのである」と評したそう。馬も人も生きている間はいつかの大逆転を狙っています。雑草でもエリートを超えるチャンスはあるはずと、きょうもトレセンを奔走しています。

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