【有馬記念】M-1の結果が教えてくれる「勝つのは3歳馬でなく古馬」の理由
公開日:2022年12月22日 14:00 更新日:2022年12月22日 15:48
近年、有馬記念と漫才の「M-1グランプリ」に大きな関連性があることは、ネットや動画でチラホラと見ることができる。だが、それがブログに書かれたり、動画が上げられているのは、ここ1、2年のことだ。
本紙が最初に掲載したのは18年の有馬記念前。これは反響を呼んだ。ちなみに、その年のM-1グランプリの優勝は「霜降り明星」、有馬はブラストワンピースが勝利。実は“ズバリ”とブラストが勝つことを言い当てていたのだ。そして、昨年のエフフォーリアも。
だが、まだご存じない方も多いだろう。今年もあらためて説明しよう。
M-1グランプリが始まったのは2001年。10年まで行われたが、大会委員長だった島田紳助氏の引退により、11~14年は中断。15年から再開された。
今年は18回目。この優勝者を大きく2つに分けると、日本語のみの名前と、そうでない名前に分類できる。
日本語のみは01年「中川家」、02年「ますだおかだ」、10年「笑い飯」、16年「銀シャリ」、18年「霜降り明星」、そして21年の「錦鯉」。
それ以外は「フットボールアワー」「アンタッチャブル」「ブラックマヨネーズ」「チュートリアル」「サンドウィッチマン」「NON STYLE」「パンクブーブー」「トレンディエンジェル」「とろサーモン」「ミルクボーイ」「マヂカルラブリー」の11組に、今年の「ウエストランド」となる。
ちなみに「銀シャリ」のシャリは舎利だから日本語、「とろサーモン」のサーモンは鮭の英語。
そこで、日本語のみのコンビが優勝した01、02、10、16、18、21年の6回を見ていくと、同年の有馬記念馬はすべて3歳なのだ。
01年マンハッタンカフェ、02年シンボリクリスエス、10年ヴィクトワールピサ、16年サトノダイヤモンド、18年ブラストワンピース、21年エフフォーリアがそう。
01年以降、他に3歳馬が制したのは2回あるものの、前記の通り、M-1は開催されていない。
また、日本語以外の前記11組(今年のウエストランドを除く)が優勝した年は古馬が勝利。つまり、M-1の結果が3歳が勝つか、古馬が勝つかを教えてくれるというわけ。
衝撃的だった05年。あのディープインパクトが②着に敗れた。この年の優勝はブラックマヨネーズである。
今年の1番人気は3歳馬イクイノックスが濃厚だが、このM-1の法則には反する。となると、“頭”はない!? ウエストランドの優勝は「古馬が勝つ」だが……。