ヤマニンアルリフラ
斉藤崇師が「良くなってきましたよ。中身が詰まって充実している」と話すように、現在2連勝中と確実に力をつけてきた。
前走後は放牧へ。帰厩後は坂路で乗り込まれ、2週前は水、日曜と1F12秒0をマーク。先週は併せ馬で頭先着の1F11秒5と切れのある動きをみせている。
今週は併せ馬で馬なり調整。そのため全体時計こそ54秒6だが、ラスト1Fは11秒6。馬場開門から20分ほど経過した2本目を加味すれば、文句なし。この活発な動きが今の状態の良さの証しだろう。一気に重賞制覇が期待できるデキだ。
ヨシノイースター
春雷S勝ちから3カ月ぶりだが、中間は順調そのもの。先週に坂路4F51秒6―11秒8ときっちり負荷をかけ、今週は無理することなく馬なり。それでも4F52秒6、1F11秒7を軽々とマークしたから素晴らしい。昨年②着の雪辱を果たせるだけの仕上がりだ。
キタノエクスプレス
高松宮記念⑮着から鞍馬S②着と巻き返し。その後は短期放牧を挟み、1週前は坂路で1F11秒6と素軽い動きだ。今週は国分優を背に坂路で単走。4F54秒7―11秒7を馬なりでマークした。「暑い時季でも問題なく調整できています。もともと調教は動く馬ですが、いつも通りいい動きでしたね」と坂口智師も仕上がりに自信をみせる。
モズメイメイ
いかにも“夏女”の雰囲気で、とにかく肌ツヤがいい。3年連続出走へ向けて順調に調教を消化してきた。動きは軽く、2週前に坂路4F49秒8を馬なりで出し、今週は高杉騎乗で推進力のある51秒9、12秒1だ。昨年までの特殊蹄鉄(4分の3蹄鉄)からノーマル鉄に戻ったのもプラスだ。
アブキールベイ
葵Sを制した後も順調だ。先週は木、日と坂路で時計を出して木曜が4F52秒4、日曜も1F11秒9と俊敏な動きをみせている。前走から中4週とあって今週は馬任せ。そのため4F54秒4、1F12秒3と時計は目立つものではなかったが、前走時の直前追いと比較してもほぼ一緒。高レベルでデキを維持している。
結論
◎ヤマニンアルリフラは1週前に当日最速タイとなる1F11秒5。今週も1F11秒6をマークするなど、さらに切れ味を増してきた印象だ。本格化の気配が漂うだけに、3連勝で重賞Vがあっていい。
①ヤマニンアンフィル
②カリボール
③レッドヒルシューズ
④ミルトクレイモー
注⑤モズメイメイ
△⑥メイショウソラフネ
⑦クラスペディア
⑧エイシンワンド
◎⑨ヤマニンアルリフラ
⑩タマモブラックタイ
△⑪ドロップオブライト
⑫スリーアイランド
△⑬オタルエバー
△⑭アブキールベイ
△⑮ロードフォアエース
⑯シロン
▲⑰キタノエクスプレス
○⑱ヨシノイースター