夏競馬もいよいよ終盤戦。日曜札幌ではＧⅢキーンランドＣが行われる。サマースプリントシリーズの第５戦ではあるが、ポイント上位馬の参戦はなし。ここは秋競馬へ向けての試走的な一戦となるか。

　有力馬では今年の３歳マイル王パンジャタワーがここから始動。先週の函館ウッドでは１Ｆ１１秒８と豪快な動き。ひと夏越してさらに力強さが出てきた印象だ。もともとＮＨＫマイルＣでは距離不安もささやかれていたくらいで、千二もプラスに出そう。今後は豪ゴールデンイーグルへの参戦予定もあり、しっかりと結果を出したいところ。

　ウインカーネリアンは４月のドバイ、アルクオーツスプリントで②着。８歳でも衰えは感じさせない。２年半ぶりの勝利の美酒となるか。

　レイピアはここまで１２戦して一度も掲示板を外していない堅実派。前２戦は２、３勝クラスを連勝と勢いがある。他にもナムラクレアの半妹ナムラクララに、函館、札幌で３連勝中と洋芝巧者のカルプスペルシュなども侮れない。

　また、今週の札幌ではワールドオールスタージョッキーズも開催される。世界の名手とＪＲＡ、地方競馬のトップジョッキーたちによる腕比べにも注目したい。