【天皇賞・秋】人気2頭クロワデュノール、マスカレードボールに気になるデータ

公開日:2026年10月29日 14:00 更新日:2026年10月29日 14:00

クロワデュノール 新コンビC・デムーロはまさかの東京重賞未勝利

 天皇賞で注目されるのはクロワデュノール、マスカレードボールの4歳馬2頭。同世代のダービー①②着馬が5度目の対戦を迎える。過去の対戦はクロワデュノールの3勝1敗。2歳時のホープフルSが①⑪着、皐月賞が②③着、前記の通りダービーが①②着とクロワが3連勝。だが、昨秋のジャパンCではマスカレードボールが②着、クロワデュノール④着と初めてマスカレードボールが先着した。さて、5度目の対決はどうなるのか。だが、2頭ともにどうしても気になるデータがある。

 クロワデュノールは今回、デビューからずっとコンビを組んでいた北村友から、短期免許で来日するC・デムーロにスイッチされる。

 春は大阪杯、天皇賞、宝塚記念と古馬王道の3戦で①①②着。秋も天皇賞からジャパンC、有馬記念の超王道を進む予定だ。C・デムーロの短期免許期間は年末の有馬記念デーまで。鞍上に凱旋門賞2勝の名手を迎え、3連勝して年度代表馬の座を狙う算段だろう。

 日本でも重賞を17勝、GⅠだけでもすでに7勝しており、昨年は朝日杯フューチュリティS=カヴァレリッツォ、有馬記念=ミュージアムマイルでGⅠを2勝した最強の助っ人だが……。

 実は重賞17勝の内訳は阪神6、京都5、中山3、中京2、福島1。東京はひとつもない。過去に35回騎乗して〈0 3 5 27〉だから、連対率すら1割に満たないのだ。

 もちろん、C・デムーロが人気馬に乗っていないわけではない。

 1番人気は意外にも3回だけだが、14年フェブラリーS=ベルシャザール③着、15年京王杯2歳S=シャドウアプローチ③着、22年ジャパンC=シャフリヤール②着。2番人気馬では7回乗って〈0007〉だ。

 果たして、クロワデュノールで東京重賞初勝利となるか。断然人気が予想されるだけに気になるところではある。

マスカレードボール 過去にキングジョージに挑んだ馬の成績は…

 マスカレードボールは今年初めての国内戦。

 春は政情不安のためにドバイ遠征できず、4月の香港・クイーンエリザベスⅡ世Cで②着。その後、イギリスに渡って、“キングジョージ”で⑦着だった。

 このレースは起伏の激しいアスコット競馬場での開催。高低差が20メートルぐらいあり、パリロンシャン競馬場の約2倍、日本で一番の中山競馬場の約4倍という難コースだ。

 今年はこのマスカレードボールと、春の天皇賞で②着したヴェルテンベルクが挑戦。ヴェルテンベルクは早々にスタミナが切れて脱落し、シンガリ負け。マスカレードボールも直線で見せ場らしい見せ場はつくれなかった。

 過去に“キングジョージ”を使って、日本に帰国した馬の成績はどうだったか。実は連対した馬は一頭もいない。

 日本馬として初めて出走した1969年のスピードシンボリ、1985年のシリウスシンボリは欧州で続戦。以降の馬はというと、2000年エアシャカールが神戸新聞杯で③着、06年のハーツクライは“キングジョージ”で③着と見せ場をつくったが、帰国戦のジャパンCでは2秒6差の⑩着に敗れている。

 12年はダービー馬ディープブリランテが参戦。⑧着に敗れて帰国したものの、秋に屈腱炎を発症して引退している。

 19年はシュヴァルグランが“キングジョージ”⑥着から英GⅠインターナショナルSで⑧着。帰国してジャパンC⑨着、有馬記念⑥着に終わっている。

 近年は海外に遠征しても体調を大きく崩すケースは激減し、また帰国初戦から力を出すケースは珍しくない。

 だが、とにかくダメージが大きいのが超タフなアスコット競馬場。マスカレードボールは昨秋同様のパフォーマンスが期待できるだろうか。

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