【北九州記念】ヤマニンアルリフラ一気に重賞取り
公開日:2025年7月3日 14:00 更新日:2025年7月3日 14:00
ヤマニンアルリフラに注目だ。
昨年1月のデビューから芝、ダートの短~中距離とさまざまな条件を使われて、②③着はあれどなかなか勝ち切れなかった。それが、暮れから一気に軌道に乗った。
未勝利馬で1勝クラスには出走枠がなく、2勝クラスの芝千四、ジングルベル賞に格上挑戦。ハンデ53キロとはいえ、余力たっぷりに2馬身半差だから驚く。
続くダート千二の2勝クラスは早め先頭から最後に2頭にかわされて③着だったが、伊良湖特別では1馬身4分の1差をつけて先頭ゴールを決めた。そして、3勝クラスの芝千二、淀Sへ。
昇級戦も何のその。それまでと同様にスタートを決めると、道中は手応え良く好位を追走。直線では外に持ち出して追い出されると力強く伸びた。またまた1馬身4分の1差の完勝劇だ。
「中身が詰まって充実している」(斉藤崇師)
斉藤崇師は「良くなってきましたよ。中身が詰まって充実している。それが成績にも表れていると思います」と話す。
馬体重を見ても、デビュー時の454キロから460~470キロ台と徐々に増えて、ここ4走はいずれも480キロ台。成長カーブは間違いなし。
中間は放牧を挟んで、すこぶる順調。先週は坂路1F11秒5をマークすると、今週も馬なりで4F54秒6―11秒6で駆け上がった。
「〝良かった〟と聞いてます。ハンデ55キロは手頃。スタートが良くて、ある程度の位置で運べる。重賞でも勢いがあるので楽しみです」
ここには先週の佐世保Sでオープン入りした姉のヤマニンアンフィルも参戦する。兄には無傷の5連勝でプロキオンSを制したヤマニンウルスも。血統的な魅力は十分。どんな走りを見せるか。