【中京記念】ブルーミンデザイン前走の勝ちぷっり、時計は重賞級
公開日:2025年8月14日 14:00 更新日:2025年8月14日 14:00
本格化の兆しを見せているブルーミンデザインに注目だ。
1勝クラスVに3戦、2勝クラス突破には4戦をも要したが、準オープンはわずか2戦で卒業。特に前走の花のみちSは、高く評価できる勝ちっぷりだった。
レースは前半5F57秒6のハイペース。稍重だったことを考慮すれば、かなり速いペースで流れていた。その中を楽に3番手追走から、勝負どころでは自ら勝ちに動く正攻法の立ち回り。直線ではラスト100メートルで単独で先頭に立ち、後続の追い上げを横目に悠々と押し切った。着差は0秒2でも、内容としては完勝と言っていい。
さらに評価を高めるのが勝ち時計。阪神芝外回りで1分32秒6というタイムは標準級でも、〝稍重以下〟では歴代最速の記録だった。条件馬の身ながら、スーパーホーネットやソウルラッシュ、そしてエンブロイダリーといったGⅠ連対馬を上回る時計で走り切ったのだ。ここに本格化の兆しを感じる。
今回は初の重賞挑戦となるが、時計面の裏付けからすれば気後れする必要は全くない。それどころか、主役を張れるだけの器といえよう。
もちろん仕上がりも良い。
7月25日に放牧から帰厩すると、1本目の追い切りから坂路4F53秒2を楽々マーク。そしてCウッドでの1週前追い切りでは、団野を背に6F78秒9―36秒3、1F10秒9の豪快デモを披露と、勝ってますます快調だ。
川合助手は「ジョッキーの感触は良かったですよ。夏の暑さにも対応してくれています」と順調ぶりをアピール。飛躍の夏となるか、その走りに期待したい。