【有馬記念】ミュージアムマイル中山でまた美酒を
公開日:2025年12月24日 14:00 更新日:2025年12月24日 14:00
ミュージアムマイルが中山で再びビッグタイトル獲得を目指す。
これまで中山は3回走っている。まずは朝日杯FS②着以来で臨んだ今春の弥生賞ディープインパクト記念。1番人気に推されたものの、仕上がり途上だったうえに稍重馬場を気にしたこともあり、④着と人気に応えることができなかった。
ところが、続く皐月賞では大きな変わり身を見せる。向正面で2回張られる不利をはねのけて、直線でグングンと伸びた。早め先頭から押し切りを図ったクロワデュノールを1馬身半差とらえて、1分57秒0のレースレコードVだ。
3回目は今秋のセントライト記念。ダービー⑥着以来の実戦でも、春とは一転して好発進を決めた。中団から進めて勝負どころでは大事に外、外を回る形をとり、直線でも手応え通りに伸びて、4分の3馬身差の完勝だった。
続く天皇賞ではマスカレードボールの②着と東京でも結果を残して、暮れの大舞台へ。
「いよいよ本格化してきました」(友道助手)
友道助手は「前回は上がりの競馬になり、あまりダメージはなかったです。秋3戦目でも間隔をあけてるし、放牧からフレッシュな感じで戻ってきました。しっかりと攻め込めてます」と話す。
実際、先週のCウッドの併せ馬は強烈。C・デムーロが手綱を取り、6F78秒5―36秒5、1F11秒4の自己ベストで先着した。
「1週前は走る馬と併せて。全体時計は速くなったけど、内を回っていたし、しまいまでしっかりしていた。素晴らしかったと思います。馬体重は変わらなくても、体に幅が出て、パワーも凄くある。いよいよ本格化してきました」
セントライト記念はまだまだ余力たっぷりの勝ち方だった。あの内容なら300メートル延びても、十分こなせるに違いない。夢はどんどん膨らむ。




























